現在流行のWebサービスは?今後の流行予想や作り方も解説!
Webサービスとは、インターネットを通じて提供される様々な仕組みのことを指します。そのサービスは実に多種多様で、モバイル端末の保有率が80%以上になっている現在、Webサービスは頻繁に利用されています。ここでは、今流行しているWebサービスについて、今後の流行予想や作り方を交えながらご紹介します。
Webサービスの種類
Webサービスの種類にはいろいろなものがあります。そのなかでも代表的なWebサービスを、いくつかご紹介します。
コミュニケーションサービス
Twitter、LINE、Instagramなどコミュニケーションツールは年々と登場しています。以前は、人と直接会ったり、手紙や電話を通して意思の疎通をはかったりしていました。そうした一連の行動をインターネット上に乗せたのがコミュニケーションサービスです。近頃は、政治家も自分の政策や発言を、Twitterやブログ上で人々に向けて発信しています。
また、最近では、家族や親しい友人とはメールではなくLINEで連絡を取る人が増えています。
コロナ禍で人との接触が極力省かれている今だからなおのこと、意思の疎通や連絡を取るのに、公私ともにコミュニケーションサービスが必要とされています。
情報提供サービス
ユーザーが分からないことや探したいことを検索することで、分からないと思っていたことを解決したり、探したいと思っていたお店を探し出したりするサービスが情報提供サービスです。検索サイトがその代表例で、「Google」「Yahoo!」「ぐるなび」「食べログ」などが代表的な情報提供サービスです。
キャッシュレス決済サービス
キャッシュレス決済とは、商品やサービスの対価を、現金以外の方法で支払う仕組みのことを指します。代表的な例がSuicaなどの交通系ICカードです。交通系ICカードは、現金をチャージしておけばタッチするだけで駅に入場でき、電車を降りて駅から出る時もタッチするだけです。スムーズに移動できるだけでなく、券売機で切符を買う手間を省いてくれます。
キャッシュレス決済サービスのアプリも、同様の役割を果たします。暮らしがより便利になり、手間や無駄な時間を減らすことができます。代表的なキャッシュレス決済サービスには、PayPayやLINE Payがあります。これらのサービスはお店に置かれたQRコードやバーコードを、顧客がスマホで読み込むだけで決済が完了するもので、お店側の負担が少なくて済むことから、今や世界中に広まりつつあります。
現在流行しているWebサービス
こうしたトレンドの中、人々が頻繁に利用しているWebサービスをご紹介しましょう。 どのサービスも、ユーザーの利便性に配慮した施策が随所に取り入れられています。
フリーマーケットサービス
フリーマーケットサービスは不用品をネット上に出品し、欲しい人が買うことができるアプリです。フリマアプリでは出品者が売却希望価格を提示でき、購入者は納得のうえ買うことができます。ラクマ、メルカリ、ヤフオク!など大手のマーケットでは品揃えが多く、大勢のユーザーが利用しています。パソコンやスマホから出品・購入できるので、どこにいても不用品の処分や買い物が可能です。
フリーマーケットサービスは初心者ユーザーにわかりやすい設定になっています。手軽に使えるフリマアプリですが、個人対個人でお金や物品をやりとりするので、トラブル防止のためのシステムが大切です。
オンライン会議サービス
コロナ禍にあって、一躍脚光を浴びたのがオンライン会議サービスです。社内会議、顧客や取引先との商談、セミナー、就活説明会など、かつて企業が対面式で行っていた会合をオンライン上で開催する機会が一段と増えました。
声だけを頼りにする電話と異なり、相手の顔を画像で見ながら会話ができます。資料を共有しながら話せるため、対面式に劣らないコミュニケーションが取れます。会議や商談のために、時間と費用をかけて移動する必要がなくなり、家庭や社内にいながらにして人と面談できるようになりました。大変コストパフォーマンスの高いツールと言えましょう。
サブスクリプションサービス
サブスクリプションサービスとは定期購読という形で、毎月お金を支払って使用するサービスのことを指します。
最も普及しているのは、SpotifyやApple Musicといった定額制音楽配信サービスです。
一定金額を毎月支払えば、沢山の曲が聴き放題になります。各社とも月額料金は平均して1,000円ほど。数千万曲の中から好みの曲が聴けるので、色々聴きたい音楽好きにはお得なサービスと言えるでしょう。ほぼ全てのサービスで、1か月から3か月間の無料お試し期間があります。
マッチングサービス
マッチングサービスとは、人や物、サービスなど互いのニーズを踏まえて最適な引き合わせを行うサービスを言います。主に結婚相手や異性を見つけるサービスが人気を博しています。
その他に、猫の里親を探すマッチングサービス・葬儀や法事などの仏事を引き受けてくれるお坊さんを探すマッチングサービス・自宅の空き部屋を外国人に貸し出すマッチング・ビジネスの世界で見れば、転職サイトもマッチングサイトに該当します。
どのサービスを見ても、ネットが普及した現代において時代や環境の変化に対応したサービスです。
今後流行しそうなWebサービスとは?
少子高齢化が進みつつある日本において、働き手の人手不足は深刻な問題です。
そうした状況下で、今後どういったWebサービスが求められるのでしょうか。
まず第一には、最近しばしば耳にするAI(人工知能)がキーとなります。AI技術は今後ますます発達・拡大し、私達の生活に広く取り入れられていくでしょう。
また次世代の主力となりそうなのが、RPAです。これはRobotic Process Automationの略で、オフィスの事務作業をロボットによりオートメーション化する事を言います。RPAは、24時間365日休みなく仕事をし、基本的にその業務にはミスがありません。人が担っていた事務処理をRPAが引き受けることで、少ない人員で社内業務がまわるようになります。そのため、企業の人手不足を補い、人件費が削減できるメリットがあります。
さらに、国は働き方改革の一環として、副業・兼業の普及を推進しています。
副業や兼業に着手する人に対するWebサービスは、これからの需要が期待されているのです。
Webサービスの作り方
Webサービスを作るには、解決したい課題を考えたりプログラミングを学んだりするほか、設計・開発・サービスの公開・軌道に乗せて収益を上げるといった流れがあります。では、その際のポイントについてお話しましょう。
Webサービスで解決したい課題を考える
ここまで見てきたWebサービスは、いずれも、誰かのアイディアから生み出されています。
「こんなサービスがあれば便利で、大勢の人が喜ぶだろうな」「困った状況にあって、それを解決してくれるWebサービスはないだろうか」といった思いつきや疑問から始まっています。今あるのが当たり前のようなWebサービスも、そうした経緯から生まれてきました。
新型コロナウイルスの影響もあり、現在は多くの企業が非接触型のツールを続々と開発しています。その中には、AIを駆使したものが数多くあります。新しい生活様式の下では、Webサービスやデジタル化が人々の生活をより快適なものに変えていく方向に向かっているといえるでしょう。まずは時代や人が持つニーズをとらえ、課題を解決できるか否かの観点から企画することが大切です。
プログラミング技術を学ぶ
プログラミングの未経験者がスクールに通ってプログラミングを学び、自分でオリジナルWebサービスを立ち上げるのは、時間と労力がかかります。Webサービスを作るということは、ビジネスモデルを作ることであり、収益化につなげることです。スクールでは、プログラミング技術は教えてくれても、ビジネスの手法までは教えてくれません。
もちろん、基礎知識として、プログラミングを学ぶことは大切です。ですが、プログラミングの知識だけではビジネスとして軌道に乗せるには不十分なのです。
個人がWebサービスを開発し、ビジネスの軌道に乗せるにはどうしたらいいのでしょうか。
Webサービスの開発・事業化をしている先駆者の経営者や、個人で開発をして収益を上げている人達に学びましょう。彼らのブログや書籍など参考となる情報源はたくさんあるはずです。
あるいは、プログラミングに関しては、専門の業者に発注するという選択肢もあります。
未経験者が時間をかけて一から学ぶより、プロに頼んだ方が時間も費用もセーブできます。
Webサービスによる収益の挙げ方を考える
Webサービスにおける主な収益の上げ方は、サービスに広告を貼って、広告主から広告代を受け取るやり方があります。この広告代は、成果報酬型とクリック保証型とに二分化されます。成果報酬型はECサイトへのリンクを貼り、経由して売れた金額の中から一定率の金額を収入とするものです。対してクリック保証型は、貼った広告がクリックされると、1クリックの単価に対して収入が生じます。
このように何かしらの手法でマネタイズできるビジネスモデルを構築しましよう。収益チャネルを設計する際には、自社のサービスとマネタイズ方法の親和性に着目するよう意識することが大切です。
まとめ
Webサービスは今や私たちの生活に欠かせないものになりました。そして2020年春に発生した新型コロナウイルス感染症により、社会は大きく変貌を遂げています。今あるWebサービスに加えて、AIを駆使したり、ロボットを活用したりすることにより、今後はより利便性に富んだWebサービスが出現してくるでしょう。
また、政府によるデジタル庁の新設により、官民一体となってデジタル化が進むことが予想されます。
先行きの不透明な時代だからこそ、より人の悩みに沿ったWebサービスが求められていくでしょう。
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