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ビジネスに活かせるマインドコントロールの技術・方法5選
COLUMN 2020.3.25

ビジネスに活かせるマインドコントロールの技術・方法5選

相手の心を策略的に動かしていく「マインドコントロール」はダークな印象があるかもしれませんが、営業にしろ、交渉にしろ、プレゼンにしろ、人が人から影響を受ける時、そこにはマインドコントロール的な要素が含まれています。

そこで、今回はマインドコントロールの技術の中から、ビジネスの場で生かすことができるかもしれない手法を解説していきたいと思います。

方法1:複雑な判断作業の後に説得を持ち掛ける

早く決めることが「報酬化」する

複雑な判断の作業をして、脳疲労を起こすと、人間は次の決定をより楽なものにしたいと考えるようになります。

クリエイティブなアイデアをたくさん出し切った会議の後に、さらに呼び出されて、交渉や説得を持ち掛けられると、「早く決定して楽になる」ということが報酬になるからです。

元気な時は「眠ることが退屈で避けたい」にも関わらず、疲れがパンパンになると「眠りにつくことで自分は気持ちよくなれる」と報酬へすり替わるのと同じです。

複雑な判断作業の後には、無意識的に「早く決まる」ことを期待することにドーパミンが分泌されるわけです。

これは逆の意識もビジネス活用には必要です。例えば、あなたが期待している人材から、ちゃんとしたアドバイスを聞きたい場合は、相手が複雑な判断作業で脳が疲れてしまう前に、行ってもらうべきです。

同じ事を持ち掛けても、相手の判断疲労度によって、結果は大きく異なるわけです。

交渉や営業の本題に入る前に、相手に多くの質問を投げ掛け、判断作業によって脳に負荷を掛けるという戦略もあるでしょう。

方法2:自分の意思で小さなステップを促す

最初に自分で決めたという感覚を与える

敷居を下げてでも、相手が自ら行動を決意させることで、その後のオファーも決意しやすくなるというものです。「無料登録」などはまさしくそうですよね。

相手が自分で明確に選んだと自認して物事を進める場合、「せっかくここまで来たんだから」と、引き返すことのほうに損を感じる世になります。

つまり、相手が一歩を踏み出し、進んでいくごとに、戻ることの損を煽ると、より一層、相手は自分のコミットメントを強化する可能性が高まります。

方法3:他人には話していない悩みを引き出す

占い師がよく使うマインドコントロール術

他人に普段話さないトピックを心地良く引き出し、心地よく相手に語らせる手法です。このことにより、相手は「普段他人に言えないことを心地良く言える、この人は特別な存在だ!」と強く感じるようになります。

すると、「あなたに会って悩みや打ち明けることで気持ち良くなりたい」といったような報酬回路が出来上がります。

相談を持ち掛けること自体が、その人にとって報酬になるわけです。

相手を自分に依存させる方法として、他人よりも明確に本音を引き出せる存在になることは占い師などがよくやる手法です。

普段相手が、どんな交友関係で、どんな会話をするのかを話題に挙げ、それから、他人に言っていない悩みを引き出すと、明確な特別視を受けやすくなります。

相談や本音の傾聴を心掛けるだけで、サービスや商品が売れやすくなります。特に、自分が担当者となって、顧客にメンタリングやアドバイスをするようなサービスの場合は、占い師と同じ原理で、相手が勝手に依存的になることもあります。

方法4:自己否定感をひたすら埋めていく

自己否定感をケアする精神安定剤の役割を担う

相手の自己否定感を埋めていけば、あなたは重要な精神安定剤となります。あなたといると、自己否定感を忘れることができ、心地よくなるので、依存度が強化されていきます。

相手の自己否定感を上手く利用したサービスは世の中にたくさんあります。しかし、相手は自分で心から好んで、自分の意思で熱中しているため、自己否定感を上手く利用されているなんて思いません。

そもそも、私たちは、今の自己否定感を乗り越えることが、人生の目的となることは多いと言えます。

外野から見れば、「ぜんぜんロジカルに話しておらず、ただ曖昧な言葉で気持ちさせているだけ」にしか映らなかったとしても受け手からすれば、「勇気づけられた」とか「人生が変わった」というような高評価を持ってしまうのです。

人は自分の自己否定感にフォーカスする際に、自分を冷静に見えることができなくなります。それは、自己否定感は反射的に遠ざけたい脅威だからです。

なので、相手の自己否定感を直接的に炙り出し、本質的に指摘すると、相手はマインドコントロールの逆の敵対視をするようになるでしょう。

方法5:全体を振り返り認知をすり替える

自己否定感をケアする精神安定剤の役割を担う

一通り話し終わったら、全体を振り返りながら、その都度、相手がどう思っているのかを質問していきます。

そして、相手の答えた答えが、自分たちの想定や狙いと違う場合、答えをこちらが再提案し、答えを上書きしていきます。

最終的に、相手に再質問し、自分たちの答えを口に出せることで、認知をすり替えることができます。

全体を振り返ることで、相手の認知や思考のパターンを知ることができます。また、相手が認知のすり替えに対してどのような特徴を持つのかを知ることができます。

何度も訪問するような場合は、全体を振り返っていくようなやり取りをすると良いでしょう。

最後に:人の気持ちというのは、状況や接し方で大きく変えられる

小さな変化に大きなチャンスが隠れている

以上、ビジネスに活かせるかもしれないマインドコントロールの技術・方法を5つご紹介してきました。

24時間365日ずっと完全なる心の余裕を手にしていて、自己肯定感や自尊心がマックスに積み上がっている人なんて、ほとんど存在しないでしょう。

人は常に不完全であるからこそ、人は他者や環境に左右されるわけです。

その人が「今どんな精神状況で、今何が不足していて、今何を埋め合わせたいのか?」という視点を持つことができれば、その人に付け入る隙というのは、何かしら見つかっていきます。

できれば、相手の本質的で根本的な解決に繋がり、相手を幸福にするために、相手をエスコートするという意味で、マインドコントロールを使っていきたいですよね。

ぜひ、今回の記事も参考にしてみてください。

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