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Webディレクターなら必ず覚えておきたい!Webサーバーの知識
COLUMN 2020.2.18

Webディレクターなら必ず覚えておきたい!Webサーバーの知識

Webディレクターに求められる仕事は、自分が所属する企業によって大きな差があります。

単にクライアントとクリエイターの両者の間に入ってコミュニケーションを取るだけのケースもあるでしょう。

もしくは、サイトの設置までを求められるケースもあるかもしれません。

サイトの設置の際、最低限必要な知識がサーバーです。もしかすると、WebデザイナーやHTMLコーダーですら、ローカル上でしかサイトを作ったことがなく、サーバーへ設置する方法を知らないこともあります。

そこで、今回は、Webディレクターなら必ず覚えておきたいサーバーの知識をかみ砕いてお伝えします。

サーバーとは

Webサイトの土地となる部分

サーバーとは、Webデザイナーやコーダーによって作られたデータ(フォルダ)をアップロードする場所です。

・納品データ⇒「建物」
・サーバー⇒「土地」
・ドメイン⇒「住所」

制作案件で作るのは建物ですが、ディレクターによっては、サーバーにアップロードするところまでを指示する場合があります

サーバーの種類

4つのサーバーの種類を覚えよう

さて、Webサイトを立てる土地であるサーバーには4つの種類があります。

<サーバーの種類>
1:共用サーバー
2:専用サーバー(レンタル)
3:VPS (Virtual Private Server)
4:パブリッククラウド

種類1:共用サーバー

複数のユーザが1つのWebサーバーを共用します。いろんな企業が広大な土地を分け合うイメージです。

・ロリポップ
・エックスサーバー
・さくらのレンタルサーバ
・エックスサーバー
・heteml(ヘテムル)

上記のような共用サーバーが定番です。つまり、レンタルサーバー屋さんが用意したサーバーをみんなで使っているイメージです。

種類2:専用サーバー(レンタル)

物理的なサーバーをドカンと一台専用するのが、専用サーバーです。実際の権限は、レンタルサーバー事業者になるため、サーバー運用・管理の知識がなくても専用サーバーを利用することができます。

自由度と拡張性高い専用サーバーの場合は、それだけにやるべきことが多く、専門知識が求められます。

現在では、管理者不要の法人向け専用サーバーも登場しています。これらは専用サーバーの中でも、「マネージド専用サーバー」と言われています。

種類3:VPS (Virtual Private Server)

VPSは、バーチャル・プライベート・サーバーの略です。仮想であり、専用であるサーバーのことを指します。

プロジェクトで新規にサーバーを用意する場合、多くの企業(クライアント)は「共有」「専用」のどちらかから選択しているようですが、共用サーバーと変わらないコストで専用サーバー並みの自由度を持てるVPSサーバーを選択するクライアントも増えています。

VPSは、実際には共用サーバーですが、仮想的に専用サーバーのような性能を持たせたサーバーです。

サーバーとFTPソフト

WebディレクターもFTPソフトを扱う可能性も

FTPソフトは、サーバーにファイルをアップロードしたり、サーバーにアップしたファイルを削除したり、更新したりするためのソフトです。

納品データをアップロードする際に利用します。

一番有名なFTPソフトは「FFFTP」です。左右2分割の初心者でも解りやすいGUIを採用した日本語も対応しているFTPクライアントソフトです。Webディレクターでもすぐ慣れれば扱えます。

FTPソフトを使う際に、行うのが「ホストの設定」です。FFFTP設定は、自分が借りたレンタルサーバーの公式サイトに設定のガイドが載っていることがほとんどです。

Webディレクターがサーバーに設置するとしたら…

実際に有り得るWebディレクターのサーバー設置のケース

まず、どのように制作案件が進むかにもよります。例えば、各Webページをデザインし、すべてのページを画像でクライアントに見せる場合、サーバーを利用するのは後になりますよね。

しかし、トップページや主要ページのおおまかなテイストが決まった後に、いきなりデモサイトを見せる場合は、何かしらのサーバーにアップしているはずです。

自社のテストサーバーにアップする作業が、納品前に考えられます。

ただし、以下、納品後に新規サイトの設定をするケースを考えたいと思います。

<サイト設定の手順>
1.ドメインを取得する
2.サーバーを取得する
3.ドメインとサーバーを紐づける
4.FTPソフトの設定をする
5.納品データをアップロードする

ドメインとは、yahoo.co.jpのようなサイトのアドレスと言われる部分です。

プロジェクトによっては、クライアントからWebディレクターにドメインを決めるように指示されることもあります。

ドメインが決まれば、ドメインを取得します。ドメイン取得サービスとレンタルサーバーサービスは別であることが多いので、両方を別々に取った後に、紐づける必要があります。

ドメインとサーバーを紐づければ、FTPソフトの設定をして、納品データをアップロードして終わりです。

この作業をWebディレクターとしてできるようになりたいところです。

サーバーとクライアント

サーバーと対で登場する「クライアント」を理解しよう

ネットワーク上でデータを提供している側をサーバー、データを利用している側をクライアントと呼びます。

クライアントからサーバーに要求があって、サーバー上で要求に応じた処理がされて、結果がHTMLやJavaScriptでクライアントに返されて、それをクライアント側でWebブラウザを利用して閲覧するといったイメージです。

最後に:自分自身の範疇をできる範囲で広げることは大切

幅広い対応ができるWebディレクターになろう

以上、Webディレクター向けにWebサーバーの知識をお伝えしてきました。

Webディレクターは、プライベートで個人サイトを作ってみると良いかもしれません。

テストサイトを作る過程で、ドメイン名を考えたり、サーバーを選んだり、時にはデーターベースを取り扱うことも出てくるでしょう。

個人でサイトをいじってみると、「よくあるエラー」なども体験し、そのエラーを解決する方法も熟知できるようになります。

自分自身の範疇をできる範囲で広げることを繰り返せば、新しい知識に対してのスピード感が増します。接した知識をより即座に吸収する体質になります。

非常にリテラシーの高いWebディレクターになることができます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみてください。

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