ポートフォリオの作り方:ポートフォリオに絶対入れるべき内容ライティング術
今回はクリエイターのポートフォリオに文章として入れるだけで、採用確率が高まるライティング術をお伝えします。
多くのクリエイターのポートフォリオを見ていくと、「文章不足」の印象があります。つまり、多くのクリエイターのポートフォリオは「伝えきれていない」のです。
そのため、魅力が伝わらない無味無臭の印象となってしまいます。文章に取り入れ、自分を伝え、自分を理解してもらう工夫が必要です。
ポートフォリオに入れるべき文章はたくさん存在しますが、その中でも、すぐに導入できて効果が高いものを紹介していきます。
スキルを特徴的に見せる内容
2つの強みを掛け算して、あるニーズに対して好評だと刷り込む
「 A 」と「 B 」が「 C 」のため、「 D 」といった要望の方にはとても喜ばれています。
「 A 」が提供できる「 B 」は珍しいと言われ、「 C 」という点で評価いただいております。
例文
デザインとイラストができるため、ポップなデザインが求められる子供向けやママ向けの企業にはご好評いただいております。
写真撮影とキャッチコピーのライティングの2つの強みがあり、物撮りが多い通販会社や撮影に加えて商品の魅力をキャッチャーに表現することを要望される企業にとても重宝されています。
多くの情報を引き出すヒアリング能力と実際に売上をアップさせるランディングページを数多く作ってきているので、打ち合わせ後はすべてお任せしたいといった企業の方には大変喜ばれています。クオリティだけでなく、制作スピードにも自信がありますので、コスパがとても良いと言われています。
写真の補正やレタッチに長けているデザイナーは珍しいと言われ、美容やファッション業界などのページ作りでは高い評価をいただいております。
自分の持っているスキルを2つ話題に挙げて、実際にもたらしたメリット、実績、エピソードなどを絡めた文章を作ると、ポートフォリオ全体が際立ちます。
クリエイターとしての想いが伝わる内容
ポートフォリオの最後は「想い」で締めくくって、スムーズなクロージングへ繋ぐ
私は、「 A 」といった想いで仕事をやっております。ご希望とマッチングしそうな場合は、ぜひご用命ください。この度は、ポートフォリオのご拝読、ありがとうございました。
例文
ポートフォリオご覧くださりありがとうございます。私はデザイナーとして、デザインを細部まで作り込むことにこだわり、それがお客様の成果につながると信念を持ってデザインしてきました。ぜひ、ポートフォリオの実績にマッチングしそうな場合は、精一杯注力いたしますので、よろしくお願いします。
私は、企業勤めのライターとして、その都度、様々なクライアントと向き合っています。企業内で案件をこなす際は、その企業にない視点を根気よく提示し続ける想いで仕事を行っています。旧態依然とした現状を変えたい、ライティングで新しい風を吹かしたい、そんな企業の方の想いに応えられたらと思っています。実績をご覧いただき、ご興味を持っていただければ是非ご用命ください。この度はポートフォリオをご覧くださりありがとうございました。
企業によって様々なニーズや課題があるかと思います。もし、「コイツ使え回せそう」という企業の方がいましたら、ぜひ、都合良く使い回してください。ポートフォリオをご覧いただきありがとうございました
キャリアとしては、まだまだこれから積み上げていく時期ですが、「今できることに集中して向き合う」、この想いでこれまで様々な企業の方のお役に立てているという自負はあります。ポートフォリオから何か可能性を感じていただければ、ぜひ一緒にタッグを組んで、良い仕事をさせていただければ幸いです。今回はポートフォリオを通じて出会えたことを感謝しております。
コツとしては、クリエイターとしての想い、仕事への熱意、大切にしている価値観を伝えた後に、ポートフォリオを読んでくれたことに対する感謝で締めくくります。
最後に:自分の人間味をポートフォリオに注いでいこう
自分を正しく打ち出せる訓練をしていこう
以上、ポートフォリオに入れるべき内容をライティング例と一緒にお伝えしてきました。多くのクリエイターは実績をたくさん見せることにとらわれていて、ポートフォリオに人間味が失われているように感じます。
ポートフォリオでは積極的に「クリエイターとしての在り方」と「社会人としての在り方」を見せていきましょう。
ポートフォリオできちんと自分を打ち出せるセンスのある人は、魅力的なクリエイターであり、社会人です。このことはクリエイターの本質を見抜ける人ほど理解していることです。
自分自身を売り込むセンスが垣間見えるのがポートフォリオです。ポートフォリオで自分を打ち出すことが上手なクリエイターは、企業の商品やサービスを打ち出す才能も持っています。
自分のことになると難しいかもしれませんし、セルフプロデュースが苦手な人もいるでしょう。自分を俯瞰し、見つめ直し、きちんと売り込むことができれば、ポートフォリオ作りを通して、クリエイターとしての能力も高まっていくでしょう。
ぜひ、今回の記事を参考に、ポートフォリオを作り込んでみてください。
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