社員カメラマン(フォトグラファー)になるメリット
カメラマン(フォトグラファー)と言えば、フリーランスで活動するイメージを持っていませんか?
しかし、カメラマンを募集している企業があり、社員カメラマンとして活躍することは可能です。
しかも、社員カメラマンには、フリーランスカメラマンにはないメリットもたくさんあります。
そこで、今回は社員カメラマンになるメリットについてお伝えしていきたいと思います。
カメラマンを社員で雇っている業界
そもそもどんな業界で社員カメラマンになるのか?
カメラマンは「映像」と「写真」を撮影する仕事として、以下の業界で特に社員として雇われています。
<カメラマンを社員で雇う業界>
・結婚式場
・写真スタジオ/写真館
・映像制作会社
・編集プロダクション
・通販会社
・メディア
結婚式場や写真スタジオは、お客さんとのコミュニケーション力を高められるメリットがあります。
映像制作会社や編集プロダクションの場合は、ビジネスパーソンとのコネクションを増やせる可能性があります。
メディアに勤めるカメラマンと言えば、テレビや出版社のイメージがあるかもしれませんが、従来のマスメディア以外にも、今や多くのメディアがあります。例えば、C CHANNELは動画に特化したメディアもあります。
紙媒体のメディアでなくても、Web媒体を抱え、その媒体が写真や映像を重視するコンテンツを配信している場合、カメラマンを社員として募集することが考えられます。
そして、通販会社も自社でカメラマンを抱えているところが多くあります。特にビジュアルが重要な化粧品、ファッションなどの業界では、自社スタジオを抱え、撮影している企業もあります。
通販業界は、サプリメントが特に人気なので、サプリメントを販売している会社のカメラマン募集があるかどうかをチェックするのも良いでしょう。
社員カメラマンのメリット1:パラレルワークでリスク分散できる
フリーランス活動は副業で行える
副業を許可している企業の場合は、社員カメラマンはパラレルキャリアを育てることができます。
一定の収入が保証され続けながら、別のキャリアを開拓できるため、メンタルに掛かる負担も小さくなります。
例えば、仕事終わり、もしくは終日に写真を撮影し、フォトストックサイトにアップロードして、コンテンツ収入を稼ぐことにチャレンジすることができます。
フリーランスがコンテンツ収入に力を入れられないのは、コンテンツ制作だけをしていると、収入がゼロになるからです。さらに言えば、与えられたクライアントワークから逸脱して、コンテンツ制作に勝負するというのはなかなかマインド的に難しいものがあります。
社員カメラマンの場合、「ちょっとお小遣いになればいい。とりあえず楽しんでコンテンツを作っていこう!」というマインドで取り組めます。社員として一定の報酬を得ているため、コンテンツ制作を中長期的にマイペースに行うことができます。
社員カメラマンのメリット2:自分だけの範疇に収まらない出会いや発見がある
社員の経験によって自分の引き出しが増えていく
企業に勤めるということは、その企業の範疇に収まるということです。それは、自分の範疇をいったん逸脱することを意味します。
フリーランスの弱点として、他人の土俵で仕事をすることに多大なストレスを感じてしまう傾向があります。
寿命100年時代、長期的な成功を収めるためには、多くの舞台に適応する力が重要です。
いつもとちょっと違うくらいで大きなストレスを感じていては、自分らしく仕事ができる場所も限られてしまいます。
そのため、社員としてカメラマンを経験することを定期的にキャリアに入れていくのはとてもメリットが大きいと言えます。
最後に:社員カメラマンは大きな可能性を持つ
社員カメラマンだかこそ手に入れられるキャリアがある
以上、社員カメラマンになるメリットをお伝えしていきました。社員カメラマンというキャリアも選択の一つとして大きな可能性を持っていることがお分かり頂けたかと思います。
特に動画ニーズは非常に熱くなっています。株式会社サイバーエージェントが発表した「国内動画広告の市場動向調査」は、2018年の動画広告市場は2020年には2,900億円、2022年には4,187億円、2024年には4,957億円に達する見込みとしています。
コンテンツマーケティングが成熟していくということは、コンテンツも成熟したものを求められることを意味します。
写真や動画はまさにリッチコンテンツです。スキルが高ければ高いカメラマンほど、これからの時代の恩恵を受けていくでしょう。また、カメラのスキルと、その他のクリエイティブスキルや専門知識を組み合わせると、より時代に見出されやすくなるはずです。
スマホで手軽に高品質な画像や動画を誰もが撮影できるようになった時代からこそ、ハイスキルなカメラマンは、その凄さを周囲に理解されるようになるでしょう。
長期的な成功を収めるために、ぜひ、社員カメラマンという選択肢も踏まえながら、自身のキャリアパスを描いてみて下さい。
▼関連記事
・クリエイターとは?クリエイターの定義
・クリエイターと複業、パラレルキャリアについて
・脳科学的に正しいクリエイターが生産性を上げる6つの方法