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自律するクリエイターたちの協奏が生む、世の中をワクワクさせるクリエイティブ。
INTERVIEW 2019.11.22

自律するクリエイターたちの協奏が生む、世の中をワクワクさせるクリエイティブ。

株式会社kiCk アートディレクター 栗原志帆 コピーライター 井戸菜三恵

プロデューサーとクリエイターによるフラットなチーム体制でコミュニケーション戦略からクリエイティブのアウトプットまでシームレスに手がけている株式会社kiCk。ホームページの“WORKS”を見ればわかると思うが、見覚えのあるキャンペーンを数多く手掛けている。いま、見覚えがある、と書いたが、これだけ情報過多の時代にも関わらず、印象に残るクリエイティブを手掛けるというのは、相当な手練に間違いないだろう。今回はそんなkiCkで活躍中のアートディレクター栗原さんとコピーライター井戸さんの対談を通して、同社でクリエイターとして働くことの魅力について探ってみたい。

クリエイティブと人柄は表裏一体

―それぞれの入社のきっかけなどをお聞かせください

栗原: 私は外資系広告代理店でキャリアをスタートさせて、その後出産を機にフリーランスとして独立したんですね。で、2人目を産んでしばらくして、フリーって寂しいな、って(笑)。誰かと仕事したくなって、子供がいてもアートディレクターとして仕事ができる会社を、という視点で探していたところ出会ったのがkiCkでした。

井戸: 前職は総合制作会社で、新卒で入社して一社目でした。7年ぐらい経って、ふと、ちょっと違った環境も見てみたいと思い、比較的軽い気持ちで転職活動をはじめました。だからポートフォリオなんかも雑で…制作物をそのままバラバラ広げちゃったりしてましたね。

栗原: それ覚えてる(笑)。私、面接担当だったもんね。でも、作品を見ながらエピソードを話しているのを見て、この人はこの仕事がすごく好きなんだな、って伝わってきた。あと、休みの日は何してますか?って聞いたら、映画批評のラジオを聴いてますって。面白いなあ、と思いました。

井戸: 仕事についての質問が多い中、栗原さんが休日の過ごし方を聞いてくれて、たいへん和みました。入社後もそのままのフィーリングで接してもらえて、馴染みやすかったですね。

栗原: 入社初日に「あっ!ラジオの子だ!」って挨拶にいったもんね。でもそういう事も含めて、やっぱり人柄が大事だと思うんです。コピーライターの経験者だから作品のクオリティが一定水準以上なのはもちろんなんですけど。スペシャリストでありながら技術に溺れないというか、人柄の良さが採用の決め手ではないでしょうか。

井戸: はじめはkiCkのHPにあるWORKSを見て、なんかいいな、と思っていた程度だったんですが選考が進むにつれてどんどん惹き込まれていった。入りたいなって気持ちが強くなっていったんですね。きっと、面接で出会う人たちが、みんないい感じだったからかもしれません。

栗原: そうだね、ホントにみんな、おだやかだしね。それぞれが職人としてのプロフェッショナルな面を持っていながら、人当たりがいいというか。広告の仕事だから、夜が遅くなったりすることもあるじゃないですか。でも私は18時にあがらなきゃいけない。そういう子育てに関するあれこれを周囲が受け止めてくれるんですよね。

井戸: 社長自らがそういうことを結構、積極的にというか、声を大きくして言ってくれますしね。

ひとり一人がクリエイターとして自立している組織

―お二人はよく組んで仕事をなさるようですがお互いのことをどう見てますか

井戸: 栗原さんと仕事しているとついポジティブになっちゃうんですよね。企画や制作を進めているとスケジュールのことや、いろいろな制約もあるじゃないですか。そういう時でも、その中でいいものをつくろう!みたいな。自然と士気を上げてくれるんです、いつも。

栗原: それをいうなら井戸さんもチームの空気を良くしてくれてるよ。クライアントに私たちの意見を伝えたい時も、すごく上手に言ってくれる。打ち合わせの場でもいろんな意見を交わしつつ、ギスギスしたかんじにならないのって、井戸さんのおかげです。

井戸: なんだか相乗効果みたいですね。でも本当に仕事がしやすい環境だと思います。あと、学びも多い。栗原さんのディレクションって、デザインが綺麗かつアウトプットに至るまでのロジックがしっかり組まれていて。カンプを見てもデザインの意図や考え方がはっきりわかる。納得させられるんですよね。

栗原: 最近はいくつか一緒に競合プレゼンやってるよね。本当にみんなで実現したいなと思えるものを作る機会が増えてきた。そういうのってなんとか勝ちたいなという思い入れもあるよね。

井戸: いま結果待ちのもありますし。(※編集部注:このあとの撮影時にプロデューサーからコンペで勝ったとの報告がありました)

―井戸さんのコピーはどうですか?

栗原: 毎回、理屈抜きに「いいなあ」って思えるコピーがあがってきますね。直感で良さが伝わってくるというか。よくこんなの書けるなって(笑)。最近はそれに加えてCD業務も増やしてるよね。

井戸: もちろんコピーも書きつつ、まだまだできるところから、って感じですけどね。これもkiCkのいいところだと思うんですが、ウチの会社って誰かにこうやれ、と言われることがほとんどないんです。あくまで自主性というか、自分で考えて動ける。

栗原: そのぶん、結果に対して自分で反省するしかないという。自由であるからこそ、自立というか、自律していく必要がある風土ですよね。

井戸: ひとりひとり自立したクリエイターの集合体みたいですよね。一緒に仕事をする全員から盗んで学んで成長できる環境だと思います。

クリエイティブができることはまだまだある

―これからチャレンジしたい仕事ってありますか?

栗原: 飲食関係、特にお菓子とか飲み物のクリエイティブやってみたいですね。

井戸: あ、ちょっと似てますね。パッケージデザインやネーミングとか、もっと言えば商品開発みたいなところからクライアントと一緒につくれるものができたら、と思っています。

栗原: 私が最初にこの世界に入ったときって、ナショナルブランドとかスポーツウェアブランドの広告がすごく輝いて見えて。カッコいいCMがバンバン流れたり。自分もそういったものへの憧れでキャリアをスタートさせたんだけど、あのときに私が感じたワクワクをもう一度、自分の手で作ってみたいなって思ってるんです。

―いま広告を楽しみにしている人って減っているような気がしますよね

栗原: テレビをつけたらパッと目に飛び込んでくる映像や街角を飾るクリエイティブで、楽しそうとかワクワクする気持ちを持ってもらえるようなものを作りたいですね。

井戸: 私はクライアントの課題をきっちり解決する仕事をしたい。ただ単に表現が面白いだけでなく、きちんと存在する意味があること。クライアントとの対話の中で感じるのですが、みなさんすごく熱を持って商品を作っています。その想いを世の中に届けることで、課題解決につながっていくようなクリエイティブを目指していきたい。

栗原: 私にしても井戸さんにしても、自分のやりたいことが実現しやすいのがkiCkなのかも知れません。というのもプロデューサーにもクライアントにも恵まれていて、どちらもクリエイティブに対してものすごく理解がある。そしてきちんとこだわってくれるんですよね。

井戸: 社長がもともとクリエイティブ志向の強いプロデューサーですもんね。その点、ほんとうにやりやすいと思います。あとクライアントに恵まれてるって話がでましたが、個人的にも好きだったり興味ある分野が多いので、やってて楽しいです。

栗原: 社長といえばふだんから社内をウロウロしてるので(笑)気さくに話かけられるのもいいよね。私は外資系の広告会社だったから、社長と直接話すことなんてできなかったけど、井戸さんもそうじゃない?

井戸: 確かに。前職はすごい人数の多い会社だったから、こんなに経営者が近いのって初めてです。いままさに会社が伸びている段階なんだなって。クリエイティブとはまた別に、会社を作り上げていく面白さも味わえているんですね。

栗原: いま感じられる良さをキープしながら、人も増え、仕事も増えて、会社が大きくなっていくのってすごく楽しいと思う。そうすると新しい仕事にも、もっとチャレンジできたりしてね。

井戸: 思い入れのある仕事をたくさんしていきたいですね。

―おふたりとも、ありがとうございました!

栗原・井戸: こちらこそ!

株式会社kiCk

アートディレクター 栗原志帆
コピーライター 井戸菜三恵

<写真左>栗原志帆
多摩美術大学卒業。外資広告代理店でアートディレクターとしてグラフィックデザインやCMを手がける。その後フリーランスで活動しながら、専門学校の非常勤講師としてデザインの授業を持つ。2017年よりkiCk inc.に参画。好きなクリエイターは葛西薫。

<写真右>井戸菜三恵
名古屋大学教育学部卒業。広告制作会社にて、コピーライターとしてグラフィック・映像を中心とした広告およびSPツール制作、プロモーション企画等の経験を積む。2018年よりkiCk inc.に参画。好きなアーティストはライムスター宇多丸。

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