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クリエイティブディレクターを目指して積むべきキャリアをご紹介
COLUMN 2019.11.13

クリエイティブディレクターを目指して積むべきキャリアをご紹介

世の中の話題になるCMや広告を手掛ける職業に憧れを抱く人は多いのではないでしょうか。それらのテレビCMをはじめとした広告制作の責任者として活躍するのがクリエイティブディレクターです。

しかし、さまざまな経験と能力が求められるクリエイティブディレクターは、なろうと思ってすぐに始められる職種ではありません。では、クリエイティブディレクターになるためには、どのようなキャリアを積むべきなのでしょうか。

クリエイティブディレクターとは?他職種との違いも

クリエイティブディレクターは広告を制作する際に、クライアントの意向を受けるところから納品まで、制作の全行程の責任者をつとめます。制作の中では自らアイデアを出しつつ、制作物の品質の担保についても責任を負い、現場での総監督であると言えます。では、具体的にはどんな仕事をしているのでしょうか。

クリエイティブディレクターの仕事内容は?

広告の制作を依頼したいクライアントが開くオリエンと呼ばれる会議に出席します。オリエンの場では宣伝したい商品やサービス、ブランドそのものについてや、広告の方向性などの説明があります。クリエイティブディレクターは広告プロデューサーとともにオリエンに出席し、広告の方向性を正確に聞き取ってこなければなりません。

オリエンの内容に基づいて、広告表現のアイデアを出し、広告企画の立案を行います。新しい広告表現を生み出すには、豊かな発想力が必要です。そして、表現は単に面白い、奇抜といっただけのものでなく、商品の魅力を伝えるためになぜその表現を採用するのかがはっきりさせておく必要があります。

企画が認められた後、制作チームのスタッフィングを行います。アートディレクター、コピーライター、グラフィックデザイナー、プランナーなど、各種クリエイティブ職を集め、外部制作会社の手配を行うこともあります。制作中は予算内、期限内での納品に向け、進捗管理を行います。制作物の品質に対して指示を行うほか、制作中にもしばしば入るクライアントからの要望にも応えていきます。このように、クリエイティブディレクターは広告の制作過程全体での指揮管理を行い、成果物完成への責任をおいます。

他の職種との違いを解説

クリエイティブディレクターという職種がどの部分を指すのかについて、特に、アートディレクター、広告プロデューサーとは違いが分かりづらい面があります。アートディレクターはプロジェクトチーム内では、クリエイティブディレクターの下につきます。クリエイティブディレクターが制作過程全体の監督を行うのに対し、アートディレクターは広告のビジュアル面に特化してデザイナーやイラストレーター、カメラマンなどを指揮します。

中小規模の組織では両者のうちどちらかだけが置かれており、もう一方を兼務しているケースが目立ちます。広告プロデューサーは広告制作においての最高責任者で、クライアントとの折衝、予算や人員の手配をはじめ、外形的な環境を作る役割と言えるでしょう。中小規模のプロジェクトでは、クリエイティブディレクターがプロデューサーの部分の仕事まで行うこともあります。

クリエイティブディレクターになるまで

クリエイティブディレクターは広告を生み出すためにさまざまな力が必要です。そのため、未経験の状態からすぐにクリエイティブディレクターとして働き始られるわけではありません。クリエイティブディレクターとして現場を動かしていけるまでのキャリアと身につけるべきスキルはどうなっているでしょうか。

クリエイティブディレクターへのステップ

クリエイティブディレクターの求人はそれほど多いものではありません。そして、求人がある場合でも、クリエイティブディレクターそのものの経験かアートディレクターとしての経験を求めるものが大部分です。このため、まずクリエイティブディレクター職のある会社に入るのが基本です。

その上で入社後にコピーライターやプランナー、デザイナーといったクリエイティブ職につき、広告制作の現場を経験していきます。制作を繰り返して経験を積みながら、自分の担当部分だけでなく、広告の制作について全体を眺める視点をもてるようになることで、ステップアップが望めます。クリエイティブ職として10年から20年の経験を積んだ上で、時にはアートディレクターを経由してクリエイティブディレクターとなるのが一般的です。最終的に抜擢される際には単純に経験年数だけの問題ではなく、才能やヒット広告を生み出した実績がものを言います。クリエイティブ職として仕事をする中で広告賞を受賞することがあると、ステップアップには非常に大きくはたらきます。

クリエイティブディレクターに必要な能力

広告制作の責任者を務めるクリエイティブディレクターには多くの能力が求められます。

制作の過程では非常に多くの打ち合わせを重ねます。そのため、優れたコミュニケーション能力が必須です。クライアントから制作してほしい広告についての説明があるオリエンでは、クライアントの意図するところを正確につかみとらなければなりません。宣伝する商品そのものや、宣伝の方向性を正しく認識し、企画の方向性に反映する必要があります。この際にマーケティングの知見があれば、より正確なクライアントの意図の理解につながります。

逆に、企画のクライアントへのプレゼンでは、伝える力が重要です。制作に入ってからの制作チーム内の各クリエイティブ職とのコミュニケーション、制作過程全体でプロデューサーとのコミュニケーションでも、認識にずれが発生すると、制作のトラブル、成果物の品質低下につながります。タイミングによって相手と最適なコミュニケーションをとる力が必要です。プロジェクトは、外部プロダクションを含め、多くの人材を活用して進めます。多種多様な人材の能力を成果物作成に向けて引き出す力が試されます。

また、制作に天候などの要素が絡むこともあります。クライアントからの急な要望にも対応しなければなりません。予測不能なことも発生するなかで、プロジェクトを予算内、期限内で完了させるプロジェクトマネジメントのスキルも必要です。

クリエイティブディレクターになってから

クリエイティブ職からスタートしクリエイティブディレクターになった後の、広告人としての道を見てみます。

クリエイティブディレクターの収入はどれくらいか

クリエイティブディレクターとして得られる収入は、所属する広告代理店により大きく変わります。また、クライアントから指名を受けるほどに本人の知名度がある場合は、さらに大きな影響を受けます。中小広告代理店の求人では年収400万円から800万円、大手広告代理店で600万円程度からで、大手の有名クリエイティブディレクターでは1,000万円の収入を超えます。さらに著名になり、独立して事務所を持つようになると、年収が1億円に達することもあると言われます。

クリエイティブディレクターから先のキャリアは?

クリエイティブディレクターからのステップアップを考えるのであれば、広告プロデューサーがあります。プロデューサーは対クライアントの最高責任者ですが、仕事の内容はクライアントとの折衝や予算の調整、人員手配などにシフトしていくため、制作現場との距離は開きます。

現場にずっと携わりたいと考え、そのままクリエイティブディレクターでありつづける人も多くいます。クリエイティブディレクターとして、より高みを目指すのであれば、フリーランスや事務所を持って独立することも考えられます。成功すれば前述のように収入面でも大きなメリットがあるほか、所属広告代理店の枠に縛られることなく、より幅広いクライアントと共に仕事をすることができるようになります。

まとめ

クリエイティブディレクターとなるための狭き門をくぐるには、才能と知識、経験のどれもが求められます。世の中に広く受け入れられる広告表現を人々に届けられるクリエイティブディレクターを目指し、着実にキャリアを積んでいきましょう。

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