ポートフォリオの作り方:信ぴょう性を高める【レビューページ】を作ろう
今回お伝えするクリエイターのポートフォリオの「レビューページ」は、仕事仲間やクライアントからの声を紹介するページです。第三者からクリエイターとしての声を貰うことで、ポートフォリオ全体の信ぴょう性をぐっと高めることができます。
転職においてポートフォリオはかなり重要です。盛り込む内容が指定されている「履歴書」や「エントリーシート」と違い、ポートフォリオは主体的に自由なアピールが行えます。
<訴求の弱いポートフォリオ>
・P0 表紙
・P1~P20 実績紹介
<訴求の強いポートフォリオ>
①表紙
②実績ページ
③ターゲティングページ
④差別化ページ
⑤レビューページ
⑥ウィルページ
⑦カバーページ
レビューページは、実績を紹介した後に持ってくると、効果が高いものになります。
そもそも、商品やサービスを売り込むランディングページには、「喜びの声」「お客様の声」などがあるのは当たり前ですよね。皆さんがネットショッピングをする際にも、レビューを閲覧して購入するのではないでしょうか?
自分を売り込むポートフォリオにも、自分と関わった人の声を載せるページがあるのは、実はすごく当然なことなのです。
レビューページに入れ込む情報
仕事仲間や同僚からよく言われる声をまとめよう
第三者の声を正直にポートフォリオにまとめるだけで構いません。もしくは、あなたが言われて嬉しかった声などをエピソードで紹介しても良いでしょう。
例えば、以下のようなテキストがレビューページとしては良いと言えます。
「アイデアを積極的に出せる!」
(元上司ディレクターより)
とにかく何かを絞り出そうと努力するできる点が、ディレクターとしては心強く毎回良いチームワークを作ってくれています。
「物腰が柔らかく理解力がある!」
(同僚のデザイナーより)
相手の意図を汲み取ろうとする柔和なコミュ力が他の同僚よりも素敵で特に女性クリエイターからの評価が高いです。
「一丸となってくれました!」
(取引先Web担当者のかたより)
弊社のデザインに細かい部分まで対応して頂き、とてもうれしく思いました。社内でも非常に評判がよくうれしく思います。
「私の仕事量もぐっと減った!!」
(元クライアント様より)
修正はもちろんあるのですが、その後の対応が弊社にとって的確で、私の仕事もかなり減ってとても助かりました。
私自身はまだまだ弱点だらけですが、同僚やクライアントと向き合いながら仕事に取り組んできました。
ボリュームとしては、4~10個ほどの声を集めると良いでしょう。あなたが提出する企業先によって、「Webサイト制作時の声」を「UX制作時の声」に差し替えるのも良いでしょう。
仕事をしていれば、何かしらの喜びの声は頂いているはずです。そうした声をポートフォリオに入れ込んでいきましょう。
単なる実績を並べるのとは違い、第三者からのレビューは、あなたが仕事をどのようにしているのか「働いている姿」をイメージしやすい情報です。
企業は「クリエイターのスキルを買う」のではなく、「働く人材を雇う」のです。だからこそ、「働くクリエイターとしての姿」をイメージさせるレビューページはとても大切なのです。
最後に:仕事とは他者との関わりである
普段から自分がどう思われているのか再考しよう
転職として採用されることは、「社員」として認められることを意味します。だから、社員としての姿をポートフォリオで伝える必要があるのです。「顧客の声」や「社内の声」は、実は採用担当者にとっては大きな情報になります。
仕事とは他者との関わりでできていることを今一度意識して下さい。そして、普段から自分がどう思われているのかに注目してみましょう。先輩や同僚に本音で評価してもらっても良いでしょう。
クライアントに「自分が他のクリエイターよりもやりやすい点と、正直、これがもう少し良ければありがたいという点を教えてもらいませんか?」と聞くのも良いでしょう。自分を見直す機会にもなります。
ぜひ、自身のポートフォリオにレビューページをしっかりと入れ込んでいきましょう。
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