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Webサイトのユーザビリティを高めるために必要な、マイクロインタラクションとは?
COLUMN 2019.10.15

Webサイトのユーザビリティを高めるために必要な、マイクロインタラクションとは?

ユーザーファーストの観点から使いやすいようにWebサイトを作りこんでいくのは、Webデザイナーとして重要な作業です。例えばユーザーがボタンを押したときにボタンが押し込まれたようなアニメーションを実行するなど、アプローチはいろいろあります。そしてユーザビリティの高いWebサイトを作るのに重要な考え方が、「マイクロインタラクション」です。

今回はマイクロインタラクションとは何か、そして実装におけるメリットや注意点もご紹介していきます。「分かりやすいWebデザインは、どうやったら実現するのか知りたい」という方はぜひご覧ください。

マイクロインタラクションとは

マイクロインタラクションとは、「ユーザーがWebサイトやアプリなどで起こした行動に対して、分かりやすい形でフィードバックを返す」ことを指します。ユーザーはWebサイトに動きがあるとフィードバックが分かりやすいので、アニメーションを使ってマイクロインタラクションが実装されるケースが多いです。

マイクロインタラクションは、Webサイトなどのデジタルコンテンツに限らず、実生活でも体験できます。

一番身近なものの一つとして、あなたが今この記事を見ているときに使っているパソコンやモバイル機器の電源ランプがあります。各機器の電源はスイッチを押すと点灯し、ONになります。そして電源ランプが点灯して、ユーザーは電源がきちんとついたのを確認できます。

逆にスイッチを押して電源を切るときは完全に切れた後電源ランプが消灯するので、電源がきちんと切れたのをユーザーは確認できます。このようにマイクロインタラクションは、私たちの身近にもたくさんあふれています。

マイクロインタラクションのメリット

マイクロインタラクションには、Webサイトに実装すると次のようなメリットがあります。

・ユーザーが直感的にWebサイトを操作できるようになる
・ユーザーの行動をフィードバックして伝えられる
・Webサイトのブランディングにも効果がある

ユーザーが直感的にWebサイトを操作できるようになる

Webサイトにマイクロインタラクションを実装すると、ユーザーは直感的にWebサイトを操作できるようになります。

例えばWebサイトの各要素がタブで区切られており、タブを押して閲覧したい要素を切り替える場合に、アニメーションを適用します。ユーザーはタブを切り替えるたびに押したタブに色がついたりするので、自分が今何をWebサイト上でしているのかが一目で分かります。

Webサイトを閲覧するユーザーが、全員Webサイトの操作に慣れているかというとそうではありません。Webサイト上での操作が上手くいかないと、ユーザーが離脱してしまう原因にもなるので「SEO」上もよろしくありません。

マイクロインタラクションをボタンなどに追加することで、ユーザーは直感的にWebサイトを操作できるようになります。結果Webサイトからの離脱数も下がり、SEO的にもよい効果が得られます。

ユーザーの行動をフィードバックして伝えられる

Webサイトには、問い合わせ用の入力フォームやファイルダウンロード用のボタンなどが存在します。しかし入力フォームではユーザーが入力ミスや項目の抜け漏れを起こしたりする可能性もありますし、ファイルダウンロードではダウンロード進捗状況が分からないとユーザーはいらついてしまいます。

マイクロインタラクションを適用すれば、ユーザーの行動に対してフィードバックを返せます。

例えば入力フォームに入力ミスや記載漏れがあった場合は、送信ボタンを押したときにその部分をアニメーションなどでユーザーに指摘すれば分かりやすいです。またファイルダウンロードボタンを押した後にどのくらいダウンロードされたかを表示すれば、ユーザーは落ち着いてファイルをダウンロードできます。

このようにユーザーの行動をフィードバックして伝えれば、Webサイトの使いやすさもアップします。

Webサイトのブランディングにも効果がある

今まで見てきたように、マイクロインタラクションをWebサイトに実装すれば、「UX(ユーザーエクスペリエンス)」が向上します。UXが向上すればそれだけWebサイトに引き続き訪問してくれるユーザーも増えたりと、よい結果が得られます。

Webサイトのブランディングにも効果があるので、マイクロインタラクションの考え方は重要です。

マイクロインタラクションを実装するときの注意点

マイクロインタラクションは、適切に使えばWebサイトにおけるユーザーの体験度を向上させてくれます。しかしマイクロインタラクションのつもりでフィードバックとして過度なアニメーションを適用してしまうと、返ってユーザーが混乱してしまう可能性があります。

マイクロインタラクションをWebサイトに盛り込むときは、「どうするのが一番ユーザーにとって分かりやすいフィードバックになるのか」を考え、最小限のアニメーションでフィードバックを行いましょう。またフィードバックの重要度によって、アニメーションを使い分けるなどの工夫も忘れないようにしましょう。

まとめ

今回はマイクロインタラクションの概要やメリット、実装時の注意点をご紹介してきました。

Webデザインを行うときに何気なく実装しているマイクロインタラクションですが、意味やメリット、注意点を理解すれば、より適切なWebデザインができるようになります。そしてユーザビリティの高いWebサイトを完成させれば、SEO的にも大きな効果があるでしょう。

ぜひマイクロインタラクションをマスターして、素敵なWebサイトを作成してください。

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