【WebクリエイターのためのSEO】WebデザインはSEOでも重要!意識するべき3つのポイント
Googleのアルゴリズムアップデートに合わせてWebサイトも日々進化しており、数年前からは想像できないほどの成長を現在では遂げています。
しかしその一方で、最新のSEO対策がされているWebサイトとしばらく放置されている、いわば一昔前のWebサイトとで格差が広がっているとも言えます。
そこで今回は、Webデザイナーがサイト制作時に意識するべき3つのポイントを紹介します。
世の中には細かいSEO対策も多々ありますが、この3つのポイントを押さえてからSEO対策は始まると言っても過言ではないので、必須知識として覚えていきましょう。
正しいソースでの記述
まずは「正しいソースで記述する」というポイントから。
正しいソースというと曖昧な表現になってしまうので、もう少し詳しく見ていきます。
クローラーは目視できない
Googleはクローラー(GoogleBot)というロボットを、ページを評価するためにサイト内を循環させています。
このクローラーは私たち人間のようにWebページを表示された情報で判断することができず、ページが構成されている「ソース」を見て評価の良し悪しを判断しています。
ここでのソースとはHTMLやCSSといったコード、及び文字のことを指します。
2019年現在、文字の入っている画像を見て文字を読み取って評価する技術は開発されていませんので、全ての情報はコードと文章で構成しなければGoogleに評価されません。
見た目だけではなくソースにもこだわる
現在では「Webデザイナーは見た目のいいサイトを作る仕事」という認識はされなくなっていて、見た目がいいのはもちろん、正しいソースで製作するという技術も求められています。
必要ないソースは排除し、なるべく簡潔にソースをまとめるという技術も合わせて必要となります。
モバイルファースト(スマートフォン)
続いてのポイントは「モバイルファースト」。
わかりやすい表現に直すとスマートフォン対応です。
Googleはモバイルサイトを重要としている
現在のインターネットの主な利用デバイスはスマートフォンです。
スマートフォンの普及によってインターネットが身近になっています。
多くのユーザーがモバイルページ(スマートフォン対応ページ)を見ていることになります。
Googleは常にユーザーが利用しやすい環境を求め続けますので、スマートフォンからの利用が多い現代ではスマートフォン対応のページが評価されます。
パソコン、スマートフォン、タブレット、これらの機種によって画面の大きさが違う端末、全てに対応したページ(レスポンシブデザイン)が求められます。
モバイルフレンドリー施策
レスポンシブデザインは大前提ですが、モバイルページとしてきちんと機能しているかをテストする「モバイルフレンドリーテスト」というサービスをGoogleが無料で提供しています。
モバイルフレンドリーのチェック項目は4つありますのでチェックしてみましょう。
・フォントのサイズは適切か
・ビューポート(表示領域)は適切か
・タップの要素が近すぎないか
・コンテンツがビューポートに対応しているか
この4つは最低限、押さえておきたいポイントです。
サイトの表示速度
最後のポイントが「サイトの表示速度」です。
サイトの表示速度が遅いと、SEOの観点だけではなくユーザーとしても避けてしまうサイトになってしまいます。
表示速度が遅いとユーザーの離脱率が上がる
今この記事をご覧いただいていますが、検索ページでこの記事をクリックしたときに数秒、十数秒待たされるとどうでしょうか?
文字にすると短いようにも感じますが、何か情報を調べて早く答えが欲しいときの、数秒は非常に長く感じます。
とあるデータではページの表示に3秒以上かかってしまうと約半分のユーザーが離脱してしまうという結果が出ているほどページの表示速度は重要なポイントです。
せっかくSEOで上位獲得できていたとしてもページ速度が遅くてユーザーを離脱させてしまうのは非常にもったいないのは言うまでもないでしょう。
サイトの表示速度が遅いとマイナス評価にもなる
ページの表示が遅いとユーザーの離脱を招くだけではなく、SEOの観点でもマイナスとなってしまいます。
Googleの開発者が「ページの表示速度によってランキングを下げることもあるかもしれない」と明言していることからもわかるように、やはりGoogleもページの表示速度はチェックしているようです。
サイトの表示速度を計測する「PageSpeed Insights」というツールをGoogleが提供しており、改善できるポイントなども表示されますのでぜひ参考にしましょう。
まとめ
以上3つのポイントがWebサイトを制作する際に必ず意識すべき点です。
今後のGoogleのアルゴリズムアップデートで変更される可能性もありますが、この3つのポイントに限っては今後もしばらくは変更されることはないでしょう。
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