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現役コピーライターに聞く!コピーライターになるためにどんな勉強をした?
COLUMN 2019.2.27

現役コピーライターに聞く!コピーライターになるためにどんな勉強をした?

Web・新聞・テレビ・雑誌と多方面で活躍する職業の1つに「コピーライター」がありますが、実際に職業とするには、何が必要なのでしょうか?

今回は現役コピーライターの方にインタビューを行い、どのような勉強が必要かをまとめました。コピーライターになるための対策も併せてご紹介します。

コピーライターになるためのルートとは?

まずは、コピーライターを目指している方のために、どのような会社で・どのようなルートでコピーライターが働いているのかをご紹介します。

Q.憧れのコピーライター。どのようにして就いた?

A.適性試験後の結果、コピーライターとして配属
広告代理店へ入社後に適性試験を受け、クリエイティブ部署に配置される、というのが一般的なルートです。以前はコピーライターを志望する者が少なく、入社後に勉強することで、コピーライターのスキルと能力を身に付けるスタイルが多くみられました。

Q.コピーライターを抱える会社とは?

A.広告代理店、各種制作会社
コピーライターは各種業界・企業・商品の広告に用いるキャッチコピーを作ります。コピーライターを抱える会社には、主に、広告代理店のクリエイティブ部門と、Web制作会社・PR会社・編集プロダクションなどの制作会社があります。

一般的に大手広告代理店では、依頼内容を社内制作・外部委託で振り分けて、各種制作会社に委託します。このため、代理店所属・制作会社所属によってもコピーライターの役割が異なります。外部のフリーランスのコピーライターに外注するケースもあります。

また、広告媒体はテレビ・ラジオ・Web・雑誌・ポスターと多岐に渡り、制作会社・代理店・エンドクライアントの3つがコピーライティングに対価を支払います。

Q.配属の方法は?

A.入社後の経験による配属が大半
現在でも、広告代理店では入社後に配属を決めることが大半を占めます。新卒入社の場合は、総合職で入社した後に、適正をみてクリエイティブ部署への配属が決まります。しかし、だからといって事前の準備が必要ないわけではなく、入社前にコピーライティングの勉強をしておいた方がクリエイティブ部署への配属になる確率は高まります。

コピーライターを目指す人に知ってほしい、勉強方法

続いて、コピーライターを目指すためには、どこでどのような勉強をするのが良いでしょうか?コピーライティングのノウハウや求められる資質・勉強方法をご紹介します。

Q.コピーライターとして仕事に就くには?必要な資格は?

A.資格は不要。しかし、求められる能力がある。
コピーライティングは国家資格の必要が無い職業です。職業に直結する技能検定もありません。いわば誰でもコピーライターになることができますが、昨今の代理店を受ける方は、広告・クリエイティブの学校で事前に勉強をしてきています。

また、コピーライティングのスキルには大きく「コンセプト(切り口)」と「表現」があります。コンセプトは、「荷を動かす」。表現は「心を動かす」といわれます。

・荷を動かす:商品を売ることであり、マーケティングの知識なども必要。
・心を動かす:コンセプトから一つの表現に集約していくこと。

つまり、情報収集・書く・マーケティングや法律の基礎知識、そしてプレゼンテーションの各能力が必要と言えます。コンセプト・表現、それぞれに重点を置くコピーライターもいますが、両方のバランスをうまくとりながらコピーを考えることがベストでしょう。コミュニケーション能力・人脈形成力も重要です。なぜなら、クライアントの考え・社内のチームの考えを引き出すことができる人の方が、良いものを作れるからです。

もちろんフリーランスでのコピーライティングも可能ですが、いずれにしても重要なのは「書いたコピーにお金を払ってくれる人がいるか?」ということです。コピーライティングに対価を支払うのは消費者ではなく、制作会社・代理店・エンドクライアントの3者です。

Q.学ぶための準備は?

A.「書くことは好きですか?」
上述したコピーライティングのスキルや能力はもちろんですが、勉強を始める前にご自身の適性を考えてみましょう。コピーライティングの仕事には「評価」がつきものです。好きで続けられるかどうかが重要なポイントです。

というのも、コピーライティングは芸術ではなく、あくまで得意先の嗜好・好き嫌いにあった表現が求められるからです。評価は主観になりやすく、「良いもの」の基準があいまいです。クライアントや社内の評価は人によりまちまちな面もあり、頑張った分だけ評価されるという世界ではありません。そして表現以外に「荷を動かす」ためにも、面白い言葉を選ぶだけではなく、消費者活動を分析するなど、マーケティングの知識も重要なのは前述のとおりです。「書くことを考えるのが楽しい」という、ライティングに向いている方が勉強するのが良いでしょう。

Q.コピーライティングをどこで学ぶ?

A.コピーライティングの講座に入る。
とにかく自分で書くことが大事です。ここでいう「書く」とは「頭をフル回転させて」書くということ。そして、「見てもらう」・「教えてもらう」ことで具体的な評価をもらいましょう。今後のキャリアアップにおいても、文字でコピーを書くことが重要です。先輩・クライアントに認めてもらうことでキャリア・人脈が広がります。

コピーライターの学校に通うことでスキル・テクニックを磨き、人脈を広げる方も少なくありません。具体例を一部、ご紹介しましょう。コピーライティングを学ぶことができる学校として有名なのは、「宣伝会議」という出版社が行っている「コピーライター養成講座」です。課題をこなしながら広告コピーのスキルを実践的に学ぶことができます。

また、講義を現役の有名コピーライターやプランナーが講義を受け持つケースがあり、そこで講師の先生に認められると、先生の紹介で代理店や制作会社への入社の道が拓けることもあります。

ちなみに、美大などでは、文芸としての文章表現を学ぶ学科やコピーライティングの講座が開かれていることはあっても、大学でコピーライティングの勉強を専門に教えているところはほとんどありません。

いかがでしたか?「コピーライターになるにはどのような勉強が必要か?」を現役コピーライターの方に伺い、ご紹介しました。
時流と共に良いキャッチコピーの定義も変わり、コピーライターへの就き方にも変化が見られます。とはいえ、キャリアアップを考えれば、文字でコピーを書き、先輩・クライアントに認めてもらう部分は変わりません。現在は広告のみならず、その他の領域にもクリエイティブの仕事が広がっています。今後のキャリアを広げるためにも勉強を重ね、幅広いスキルを身につけていきましょう。


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