転職に迷ったら考えるべき10のこと
「転職」という選択は非常に悩ましいと思います。毎日8時間以上通い続けた場所から羽ばたくことは、人間心理の一貫性の法則から考えても難しいと言えます。
今回は、転職に迷うすべての方に、10の思考をお届けしていきたいと思います。
1.幸福の選択は1つではない
人生の正解を「1つだけ」と捉えていませんか?あなたが「留まる」ことも「動く」ことも、正直、どちらも正解かもしれませんし、どちらも不正解かもしれません。
転職そのものが人生の正解を決めるのではなく、転職を選択する以外のあらゆる行動が、選択の正解を決めるのです。
人生に正解はたくさん存在します。成功しているビジネスパーソンですらも、「他にも歩めた幸せ」と決別し、今にマインドフルネスになっているのです。
2.変化の耐性は転職で身につく
転職という「変化」を自分の身に起こすことで、あなたは自分を変革させることに慣れていきます。変化が早くて多い時代、変化の耐性を身に付けることは、時代を楽しく生きる秘訣でもあります。変われない体質が強い人は、一気に時代に飲み込まれる危険性と隣り合わせです。
変化に強くなる機会を転職で手に入れることができる、そう考えるのも悪くありません。
3.留まるは美学に執着しなくても構わない
留まることは、日本人的な美学かもしれません。しかし、美しいことと幸せになることは違います。もしくは、留まることそのもが美しいのかも疑問です。ラストシーンまで美しく全うすれば、飛び立つことは悪くありません。
留まることへの過剰な美学は、転職への大きなマインドブロックになります。留まることも、飛び立つことも、それを美しくするのは、あなた次第です。
4.去り際の負担は去り際だけ
去り際の精神的な負担は小さくありません。これは事実です。絆があれば、その絆を身近に感じたい気持ちもあるでしょう。もしくは、去ることで待ち構える非難を恐れることもあるでしょう。
しかし、それは一過性の負担です。去り際の負担は、去り際だけ。去り際以外の人生のほうが途轍もなく長いことを想像したうえで、転職を考慮していきましょう。
5.自分の立ち位置を明確に理解できる
同じ場所に留まると、思考や関係が安定します。悪く言えば、停滞するのです。動くことで、自分の立ち位置は明確になります。多くの場所へ自分の身を投じることで、自分という存在が明確になります。やるべきことも明確になります。人生がクリアになっていきます。
転職とは、自分のポジションをより自分らしく磨くかけがえのない時間なのです。
6.芽生える新感覚は財産になる
転職とは新しいチャレンジです。それは、新たな感覚を手に入れるチャンスです。感覚が鋭く研ぎ澄まされていけば、「気づき」が多くなります。良いことも悪いことも、酸いも甘いも敏感になるその体質は、乗り越えれば、世界に対してセンスがある能力をプレゼントしてくれます。
鈍った感覚を定期的に新天地で試すことを恐れる必要はありません。むしろ、とても良いことなのです。
7.向上の姿勢があれば、選択に失敗など存在しない
選択の失敗、そんなものは存在しません。なぜなら、未来が続く限りに、未来は変えることができるからです。転職に関しても、どんな場所からも学ぶ姿勢があれば、二転、三転と向上させることができます。
世の中にはたくさんの会社が存在します。あなたとマッチング会社はたった1つだけでしょうか?そうではありません。常に向上心を持ち続けることで、ホワイトで充実した企業との引き合いは増えていきます。
8.比べるのではなく嗜む
働く場所を比べる。それは、誰もが行う思考です。それ自体は否定されるものではありません。しかし、比べることに思考が集中すると、人は何も選べなくなります。比べる対象が多くなると人が踏み出せなくなることを「決定回避の法則」と呼びます。
だから、その都度、置かれた場所を嗜んでいきましょう。嗜むとは、「芸事などを好み、その技芸を身につけている。悪い結果にならないように自分の行いに気をつける。」という意味を持ちます。「嗜む」という語感を意識して、物事に集中していきましょう。
9.大きく動いた時に大きな価値は生まれる
大きく動けば、それだけ、リターンがあります。今と変わらず、日々を重ねて足し算にするのも良いでしょう。しかし、大きく動いて掛け算にするのも、また違った人生が手に入ります。
社会人の時間は睡眠と合わせれば、1日の大半を占めていきます。そう考えると、大きく動くべきとも言えるかもしれません。今を変えたいという想いがあるのなら、なおさらです。
10.どんな場所でも輝ける社会人を目指せる
最後になりましたが、社会人として一番の理想は、どんな場所であろうと、花開くことができる力を持っているということだと感じます。そして、どんな場所でも輝ける社会人を目指すことは、誰にだって可能です。
転職に迷ったら、ぜひ、今回のような考え方をもとに、自分会議を行ってみて下さい。
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