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インプットの食わず嫌いをなくせば、引き出しの数は飛躍的に伸びる。
INTERVIEW 2019.5.22

インプットの食わず嫌いをなくせば、引き出しの数は飛躍的に伸びる。

Mtame株式会社 クリエイティブグループ プランニング課 サブマネージャー兼ディレクター 梅岡豊実

クライアントへのヒアリングからクリエイターとの打ち合わせ、クオリティ管理、納品、運用における効果測定とレポーティング…多くのWeb制作会社ではこれらの工程すべてにディレクターが介入する。このスタイルなら発注側も「任せて安心」や「窓口がひとつで楽」などメリットを感じやすい。しかしMtameでは分業が進んでおり、それぞれのプロセスごとに専任担当が存在する。営業とディレクター、運用担当が明確に分かれているのだ。それでもなお顧客満足度が損なわれない理由は“コミュニケーション”にあるという。今回はそんなMtameでディレクターとして7年のキャリアを誇る梅岡さんに、フェーズ毎に担当者が変わっても顧客から支持され続けるコミュニケーションの秘密について聞いてみた。

自分が仕事を楽しむことからアイデアは生まれる

―現在のお仕事についてお聞かせいただけますか?

いわゆるWebディレクターとして大小さまざまな企業のホームページを手掛けています。新規に立ち上げるものもあれば、サイトリニューアルなど案件はいろいろです。営業が受注したクライアントに出向き、まずはヒアリング。課題や要望を聞いた後、社内に持ち帰ってデザイナーやライターに展開する、というのが大きな流れですね。

―どういった企業や業界が多いんですか?

BtoBからBtoCまで本当にバラエティに富んでいるのですが、僕自身は実は製造業のクライアントが得意で。案件が多いんですよね。サイトのリニューアル需要が高まっているのかもしれませんが。入社当初は華やかな美容業界を…なんて思ってましたが(笑)製造業をたくさんやっているうちに気づけばオーソリティになっていたという。

―どうしても堅い感じになってしまうのでは?

そうですね、そのまま作ってしまえばそうなっちゃうかもしれません。でも僕のスタイルはお客様とのコミュニケーションを重視しながら、自分自身も楽しむところにある。いい意味で遊びゴコロを織り交ぜながら仕事を進めるようにしているんです。いい発想やアイデアが生まれるのも必ずそこからですし。

―実務にはどうやって落とし込んでいるんでしょうか?

ちょっとした動きや表現にテイストを加えていく感じですね。他社との差別化のためにもそういった遊びがスパイスのように効いてくれればと思います。そのためにも競合研究であったり、Web上での表現技術のトレンドなどは常に敏感にキャッチアップしておく必要がありますね。

いかにして独りよがりをなくしていくか

―他に仕事の上で大切にしていることってありますか?

お客様の立場になって物事を考えていくこと。クライアントあってのこの仕事ですから、独りよがりにならないように意識しています。自分の考えが一番だとか、これが当たり前だという思考だとクライアントとの間に溝が生まれてしまいますよね。ベクトルも合わなくなって、いい結果を出せなくなってしまう。

―クリエイターって多かれ少なかれ「自分が…」ってありませんか?

そうなんですよね。もちろん僕もモノづくりの人間なので、そういう考えになりがちです。でもアートでない以上は、あくまでクライアントファーストであるべきだし、そもそも視野が狭くなりがちじゃないですか。

―自分という小さな枠から飛び出そうと

やっぱりさまざまな情報をインプットすることが欠かせないですよね。セミナーに行くとか交流会に参加するとか。世の中にはいろんな人がいて、さまざまな考え方やまだ知らない知識がいっぱいあるんだと。

―引き出しを増やすわけですね

そうです。だから、あえて自分が苦手とする領域に手を出すことも大事です。この業界、流行り廃りがものすごく早いじゃないですか。だから不得意な分野の話も知識として入れておかないと、いざクライアントから質問されたときアンサーできないのってディレクターとしては致命傷。信用の損失につながりますからね。

―さきほどの「遊びゴコロ」にも通じる気がします

もっと遊んだほうがいいと思います(笑)。特に若手クリエイターと接していて感じるんですが、とてもまじめでいいんだけど、プラスアルファの味がほしい。そしてそれには仕事だけじゃなくてプライベートでの遊びがものすごく肥やしになるんです。遊びの中に仕事のヒント、たくさん詰まってますからね。

コミュニケーションを武器にするということ

―梅岡さんにとってのクリエイティブとは何ですか?

ひとそれぞれあると思いますが、僕の場合はコミュニケーションですね。もちろんモノをつくることが前提ではありますが。お客様とのコミュニケーションにとどまらず、社内でのデザイナーや運用担当とのコミュニケーションにも重きを置いています。

―それには何か理由があるのでしょうか?

実は僕、前職がヘアスタイリストでして。この業界にはまるっきり未経験で飛び込んできたんですよ。Mtameには最初、コーダーとして入社したんですが、途中でどうも適性が違うような気がして。上司に相談したところ、対人関係の構築能力をかっていただきディレクターが向いているんじゃないか、って。

―おお、そういったストーリーがあったんですね!

だから僕以外のディレクターにはコミュニケーションというのは当てはまらないかもしれませんよ。ただ、Mtameが営業、ディレクター、運用とフェーズ毎にしっかり分業のスタイルを導入しているにもかかわらず、顧客満足が高い理由は社内のコミュニケーションにあるんです。

―情報伝達がもれなくきめ細やかに行なわれていると

クライアントからすればフェーズによって登場人物が異なるのって普通ストレスじゃないですか。それを乗り越えて満足いただけている背景には、ウチの社内が縦割りだからこそ横の連携を強く確立していることが挙げられるんだと思います。そういう意味でもクリエイティブにとってコミュニケーションって大事かも(笑)。

―社内の風通しにも通じますしね

ふつう、上司に何か発言するときって、力が必要だったり、言ったとしても通らないってこともあると思うんですよ。でもMtameは違っていて、現場の声を拾ってくれる。上になればなるほど下を見てくれる環境です。僕もそのおかげでコーダーからディレクターに転向できたわけですしね。

―どんな人ならMtameでは活躍できそうですか?

意見が通りやすいから、志の高い人が向いているでしょうね。そういう人なら思う存分力を発揮できると思います。何にも遠慮や忖度する必要がないので、のびのび仕事できるでしょう。そういう人が一人でも多くジョインしてくれると、僕自身のモチベーションアップにもつながるので、ぜひ。

―ありがとうございました!

Mtame株式会社 クリエイティブグループ プランニング課 サブマネージャー兼ディレクター

梅岡豊実

1982年島根県生まれ 高校卒業後、上京し美容専門学校へ。スタイリストとして都内のサロンで3年間キャリアを積む。その後、よりクリエイティブな世界で活躍したいという思いでMtameの門を叩く。実務経験ゼロからのスタートだったがコーダー、アシスタントディレクターとキャリアをシフトしていき、現職に。最近、サブマネージャーとしてのポジションを得、複数名のメンバーのマネジメントも手掛ける。休日はもっぱら子育てに時間を費やす、というイクメンでもある。

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