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ニーズが拡大!?企業が求める「インハウスクリエイター」を徹底解説!
COLUMN 2020.2.10

ニーズが拡大!?企業が求める「インハウスクリエイター」を徹底解説!

WebやSNSを通じて、個人や企業が自由に発信できる時代、企業はより「コンテンツ力」が必要とされるようになっています。

そこで、求められるのがクリエイター。もしかすると、「1企業に1クリエイター」が常識になるかもしれません。

そこで、今回はインハウスクリエイターについて徹底解説していきます。

インハウスクリエイターとは

インハウスクリエイターとは、企業直属のクリエイターを意味します。

例えば、通販会社所属のデザイナーやカメラマンがそうでしょう。

ただし、インハウスクリエイターの幅は広がっていて、社内にYoutuberを置くといったカタチも、立派なインハウスクリエイターです。

アイドルブームの時は、企業内アイドルを社員として雇っていたケースもありますが、これも立派なインハウスクリエイターの例と言えます。

企業がどんなコンテンツをクリエイティブしていくのかで、その企業にマッチするインハウスクリエイターは変わってくるでしょう。

また、もともとは違う部署にいる社員が、インハウスクリエイターへ社内転職する可能性もあるでしょう。

インハウスクリエイターを雇うメリット

メリット1:コスト減

クリエイティブ系の外注は一般的にとても費用が高いです。インハウスクリエイターは、企業の仕事に特化し、企業にフィットしたコンテンツ力を備えていきます。

そのため、きちんと育てることができれば、大幅なコスト減を実現することができます。

メリット2:ノウハウ資源化

自社でクリエイティブを完結させることができれば、作ったものが資源になります。

作ったものをテンプレ化、ノウハウ化することができれば、次のインハウスクリエイターに引き継ぐことも可能です。

自社でクリエイティブに関する資産が蓄積していくことで、新しい施策の成功率を高め、失敗を防ぐことができるようになります。

インハウスクリエイターで働くメリット

メリット1:社内の事業に深く携われる

制作会社に所属したり、案件ベースで仕事を受けたりするのと違い、インハウスクリエイターは、社内の全クリエイティブ事業に長期間全面的に携わります。

内容によっては、経営とクリエイティブが大きく結びつけるコンサルティングの要素を含むこともあります。

単にコンテンツをクリエイティブする力だけでなく、運用力・分析力・効果検証力などがぐんぐん身に付いていきます。

結果的には、「クリエイティブを使って、会社を変える」というスキルに長けた人間になることができます。

メリット2:コミュニケーション能力が磨かれる

制作会社や広告代理店とは違い、社員間のクリエイティブに関するリテラシーに個人差がかなりあります。

経営者や管理職に丁寧に必要性を説明したり、他の部署と連携したり、多様なコミュニケーションの機会を得られる可能性もあります。

逆に、局所的で独立的な起用のされ方をすると、「丸投げ」で、誰ともコミュニケーションを取らずに済むケースもあります。その場合も、積極的に他の部署や社員との関わりを持つマインドが重要になります。

企業が求める可能性のあるインハウスクリエイター

考えられるインハウスクリエイターの求人

クリエイターの意味する範囲はとても広いため、インハウスクリエイターと聞いても、ピンと来ない方もいるでしょう。

企業が求める可能性のあるインハウスクリエイターは、以下のようなケースが考えらえるでしょう。

「警備会社専属のインハウスグラフィックデザイナー」

「お菓子メーカーのインハウス映像ディレクター」

「アプリ制作会社のインハウスシンガーソングライター」

「化粧品メーカー専属のインハウスインフルエンサー」

「健康食品会社に所属するインハウス料理系インスタグラマー」

企業がより個人的な事情で、クリエイターを専属で登用するイメージです。

インハウスクリエイターの起用法は社員とは限らない

インハウスクリエイターを企業はどう使う?

インハウスと聞くと、社員として雇用するイメージだけを持っているかもしれません。

しかし、それだけではありません。

フリーランスのクリエイターに対して、週2~3回企業常駐を依頼するパターンもあります。

フリーランスのクリエイターは、自らの仕事を自由にしながらも、契約した日数のみ企業へ常駐します。

フリーランスのクリエイターは、好きな仕事を半分しながらも、安定したインハウスの仕事を持つことができるので、安心感があります。

この流れは、企業勤めのクリエイターにも起こってくる可能性が出てくると言えます。

複業(副業)の流れが強まれば、複業(副業)としてインハウスを選ぶ可能性もあるでしょう。

1企業の安定性や持続性が保証できなければ、企業は社員を週5で雇うリスクを避ける可能性があります。

すると、そもそも1企業週2~3日で務めることが常識になり、クリエイターは別の企業でインハウスクリエイターとして働く機会が増えるかもしれません。

最後に:「創る」をより多面的に生かせるスキルを

これからはインハウスクリエイターが時代を牽引する

クリエイティブがあらゆる分野に侵食し、その重要性が増しています。

クリエイティブを知り尽くし、クリエイティブを活かすことが、経営の力を大きく高めていく時代です。

企業がクリエイティブと経営をうまく結びつけていくために、インハウスクリエイターが求められていくでしょう。

そして、インハウスクリエイターに求められるレベルはとても高いものになっていくでしょう。

社内の事情を把握し、目的に沿って良い企画を立案し、その立案をきちんと説得し、作って、運営していく、ハードルの高い仕事になっていくでしょう。

そう考えると、インハウスクリエイターのキャリアパスは、社内取締役などの高い役職も考えられます。

企業側も、クリエイターの方も、ぜひ、インハウスクリエイターという働き方に注目してみてください。

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株式会社ラクス クリエイティブ課 課長/木村圭 ディレクター/高橋瑞代

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