【WebクリエイターのためのSEO】動画を活用してSEO効果を上げる!注意点と対策方法
「ウェブページに動画を活用すると、SEOに効果的でしょうか?」
近年、動画コンテンツへの注目の高まりにより、このような質問を聞く機会が多くなってきました。
しかし、単にウェブページに動画を組み込むだけで検索結果の上位に表示される訳ではありません。残念ながら、動画には直接的なSEO効果は無いとされています。
しかし、画像やテキストだけでは伝えきれない情報を動画コンテンツで補足できます。
その理由は、動画の持つ「動きと多方向性」によって、視覚や聴覚から多くの情報を正確に伝えやすくなるからです。
この記事では、ウェブページへの動画組み込みの活用について、注意点と対策方法を解説していきます。
動画は間接的なSEO
先ほどもふれましたが、動画を組み込むだけでSEO効果が上がる事はありません。
つまり、動画に期待できるのは間接的なSEOの効果です。
ウェブページに動画を使うと、従来からの画像やテキストでは伝えきれない“動き”のある表現が可能になります。
言いかえると、動画をウェブページに組み込むと、平面的なウェブページで立体的な表現が可能になります。
動画をアップするだけでは効果は見込めない
ただし、動画をウェブページにアップロードしただけでは、訴求効果を上げることはできません。
その理由は、ウェブページの内容と動画コンテンツを自然につなげる必要があるからです。
動画の内容が「ウェブページのコンテンツとして必要な情報となっているか?」をポイントにおき、違和感のない配置が求められるでしょう。
動画だから表現できる情報を掲載
ウェブページへの動画の組み込みは、テキストや画像では表現できない「動き」のある訴求を可能にしました。
動きのある表現は、訪問ユーザーの興味関心を高める効果が期待できます。
そのため、動画はウェブページの注目度を上げる補足要素となるでしょう。
動画をアップする際の注意点
では、ウェブページに動画をアップする際の注意点について3つ取り上げてみましょう。
先述したとおり、動画を掲載する一番のメリットはウェブページのコンテンツを引き立ててくれる点です。
配置された動画の効果をさらに高めるためには、ウェブページの内容と動画コンテンツとが自然につながっている必要があります。
具体的には、以下の3つのポイントに注意しましょう。
- ウェブサイトのテーマとマッチしている動画を掲載する
- 動画の信ぴょう性と配信元を確認する
- 再生時間が適切な動画を選ぶ
ウェブサイトのテーマとマッチしているか
ウェブサイトに配置された動画がサイトテーマと関連していることが重要です。
ページコンテンツとして、テキストや画像と同じく、ページタイトルにふさわしい動画を配置しましょう。
たとえば、腕時計の販売ページに動画を掲載する場合を考えてみましょう。
この場合、ページを見ている訪問者がふさわしいと感じるのは、当然腕時計に関連する動画コンテンツですね。
ここに、「壁掛け時計の紹介動画」や「目覚まし時計の時刻セットの仕方の説明動画」が掲載されていたら、ユーザーは混乱してしまいます。
動画を掲載する際は、必ずページのテーマとふさわしい動画を選びましょう。
信ぴょう性と配信元の開示
2つ目は、動画内の情報の信ぴょう性と情報の出処(配信元)の開示です。
ウェブページに掲載される動画は、不特定多数のユーザーに再生されることになります。
信ぴょう性のない情報やフェイク動画は、訪問者の信頼を損ないます。
動画を掲載する際には、動画内の情報の正確性や事実にもとづいているかどうかを確認してから掲載しましょう。
適切な再生時間の動画を選ぶ
3つ目は、適切な再生時間の動画を選ぶことです。
長すぎる動画をユーザーは好みません。
これは近年モバイルからのアクセスが増えるとともに、さらに顕著な傾向となっています。
多くのユーザーは、初めて見る(=面白いかどうかが判断できない)動画を、長時間見るような忍耐力と余裕を持たなくなりました。
動画の長さは長くても30秒程度を目安にしましょう。
もし、短い素材を用意するのが難しい際には、埋め込みの際にプレイヤーの設定で再生開始時間を調整するなどの対応が必要です。
動画に必要なSEO対策
動画には間接的なSEO効果しかないことを伝えてきました。
ただし、ユーチューブ動画を活用することにより、動画サイト内の検索キーワードにSEO対策が施せるようになります。
動画に対して適切なキーワードを設定しておくと、ユーチューブ動画サイト内の検索キーワードで見つけられやすくなります。
さらに、Googleのユニバーサル検索でキーワードと関連した動画として表示されれば、より多くのユーザーの流入が期待できるでしょう。
Googleで評価されやすい動画SEO対策に必要な取り組みは、以下の3点です。
構造化データマークアップへの対応
構造化データは、コンテンツにあるデータをGoogleに認識してもらうための書式です。
ウェブページに動画が配置されていることなど、リッチスニペットを有効活用してマークアップしていきましょう。
サイトマップ送信
ページの更新などで使うサイトマップ送信を動画の設置でも活用することが効果的です。
SEO対策として、Googleに動画を見つけてもらうための報告になります。
テキスト起こし
検索エンジンのクローラーは、動画の内容までは確認することができません。
そのため、動画コンテンツを説明しているテキスト分を追記するだけでも検索ユーザービリティ向上につながり、評価の向上にもなるのです。
まとめ
以上のように、動画は直接的にSEO評価を上げる要因にならなくても、間接的にSEO対策の1つとして大きな効果を持っています。
ウェブページに動画を設置する際には、今回紹介した注意点と対策をヒントにして、ウェブページの品質を落とさない運用を目指しましょう。
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