ランディングページは言ってしまえば、「単なる1ページのWeb」。そのため、ランディングページがもたらす効果や影響を軽視してしまうビジネスパーソンもいるでしょう。
しかし、ランディングページが事業の起爆剤となり、セールスの柱となり、ランディングページありきで事業が成立することはしばしばあります。
そこで、今回はランディングページの成功事例を掘り下げていきたいと思います。
成功事例1:売り上げ大幅増
体験レッスン参加数、前年同月比5倍
月間購入数200件から350件の175%増
太陽光発電の代理販売でCV率1.1%が、CV率3.39%
売り上げ増はランディングページの最もベーシックな効果です。セールスデザインとセールスライティングで「まさに敏腕営業マンが伝えているかのような訴求性を与える効果」を導き出します。
「もしかしたら、ウチの会社のあの商品もランディングページなら活路があるんじゃないだろうか!?」という視点は非常に大切です。
リスティング広告であれば、潜在顧客だけにリーチすることができ、広告の効率も良いです。そのため、ニッチなB to B向けでさらには詳細な説明が必要な商品やサービスに対しては、ランディングページは非常に効果的です。
成功事例2:新規獲得増
口臭サプリ:既存LPから新規LP制作後に、CVR150%増、新規獲得44倍
当たり前ですが、LPというのは新規獲得に大きな効果を与えます。
そればかりか、当人がニーズを自認していない段階で、LPによって、「あっ、そういえば、私が悩んでいたのはこれなんだ!」という気付きを与え、一気に商品の購買を促すことすらできるのです。
成功事例3:広告費用対効果アップ
同じ広告費を投下しても、売上が1.8倍増
保育園運営分野で運用前CV率0.20%、獲得単価7万円が、CV率0.73%、獲得単価3万円に
150万円のコスト削減、お問い合わせ4倍
クリック単価30%削減
リスティング広告を普段から見ていると、あまりに訴求性のないサイトへ飛ばされることがあります。それも、リスティングの広告テキストが最もらしいことを言っているのにです。
Webサイトと広告の関係は、飛ばす前の媒体から、実際にランディングしたWebページへの「正当な導線」が必要です。
広告に掲載されたメディアから、実際にWebページに飛んだ際に、ランディングページは、一気に、こちらの世界観へ集中させる効果を持つのです。
成功事例4:グローバルレバレッジ
A/Bテスト施策の結果、世界200の国と地域に展開するサブスク動画配信サービスCVR400%改善
グローバルに展開するサービスでは、1つの媒体が与える効果は非常に大事になります。ランディングページのA/Bテストを徹底して、世界200の国に展開したサービスのCVRが400%も改善されたということは、かなりのレバレッジを効かせることができたと言えるでしょう。
成功事例5:資料請求大幅増
月間資料請求4倍
月数件の獲得リードが100件、CPAも70%削減
ランディングページは、実際にお金が動くセールスのために作ると思われがちですが、資料請求のような潜在顧客の獲得、いわゆるリードの獲得にもかなり有効です。
なぜなら、そもそも無料で獲得できるものに対して、より細やかにメリットやベネフィットを訴求しているため、取りこぼしが極端になくなるからです。
成功事例6:ファーストビューに季節別訴求で成約率増
ミネラルウォーター:季節別の訴求をするにあたり、FVのみのデザイン・構成を変更後A/Bテストを行った結果、CVRが約2.5倍にアップ
FV(ファーストビュー)は、ユーザーが一番初めに目にする部分で、ランディングページにおいては「伝えたいことの全体像をキャッチ―に伝える部分」です。
この部分を季節別の訴求にすることは、ランディングページの成功に間違いなく繋がります。
なぜなら、ランディングページで最も威力のあるメッセージは「その商品を購入にすることで、顧客が自分のなりたい未来像を獲得できると強く実感できる」ことだからです。
季節別の訴求をするということは、その季節の差し迫った未来像をよりダイレクトに訴求することを意味します。
だからこそ、CVRが約2.5倍もアップするのです。
成功事例7:表示速度を変えるだけでコンバージョンが1%増
元々表示速度が5.88秒だったページの表示速度を4.30秒まで高速化しました。結果、CVRが約1%も高くなりました。
表示速度を上げれば、ユーザーが即座にそのページへ集中する可能性が高くなり、いわゆる「直帰」が減るため、取りこぼしが減り、コンバージョンが上がると言えるでしょう。
成功事例8:『必須』を目立たせるだけでコンバージョンが5%改善
『必須』部分がもともとテキストだったものを画像に変更。結果として直帰率3%改善、CV率約5%改善に成功
これもとても面白いですよね。必須を最初から目立たせることで、1発でフォームの確認画面遷移や送信完了を果たすことができ、何度も打ち込んでもエラーで離脱というユーザーを減らすことができます。
最後に:ランディングページの成功事例を日常的に聞きだそう
以上、ランディングページの成功事例を掘り下げてきました。
世の中には多くの企業があり、企業独自の戦略を敷いています。そのため、日頃から接する企業に興味を持つと良いでしょう。
自分の知り合いやクライアントに対して、ちょっと踏み込むだけでもヒントになる情報や実績に辿り着けます。
ノウハウというのは、自分で体験するとそのセンスが研ぎ澄まされますが、自身で体験できないことは、「追体験」するしかありません。追体験とは、実際に体験した人から、現実味のある話を聞くのが一番なのです。
ぜひ、ランディングページの成功事例を多く手繰り寄せて、自身や自社のビジネスパフォーマンスを引き上げていきましょう。