クリエイター転職時のベストな職務経歴書とは?
【重要】クリエイター転職で職務履歴書を作る際に気を付けること
ポートフォリオと相乗効果になる職務経歴書にする
クリエイター転職時のベストな職務経歴書とは、まさしく「ポートフォリオとの相乗効果になり、あなたを雇いたくなる職務経歴書」です。
そのためには、採用担当者が「職務経歴書」を読んでから「ポートフォリオ」を読む流れをスムーズにし、また、ワクワクさせるものにする必要があります。
職務経歴書でクリエイターが与えるべきイメージとは?
職務経歴書で実現したいベストな印象は「企業内でプロジェクトを遂行できるイメージが湧く」ということです。つまり、「社会人としてちゃんとやっている感」です。
なので、一番力を入れるべきは、「職務経歴」の「プロジェクト詳細」の部分です。「何を作ったのか」、「何を作れるのか?」それは、ポートフォリオできちんと打ち出せばいいのです。
職務経歴書には、「与えられた環境の中で、組織の中で、周りと調和しながらも主体的に、プロジェクトを支えてきた」ということを示すことが大切です。
別に凄い仕事をしていなくてもいいのです。あなたが、今まで行ってきたプロジェクトに関して、誰をターゲットに、どんなニーズで、どんなスキルや知識を使い、どのような想いと施策で仕事をしたのかを記入しましょう。
その際に、社内コミュニュケーションに関して向き合ったこと、感じたこと、難しかったけど乗り越えたことなどを記入すると、組織人としての職務遂行感が伝わるので、とても良い職務経歴書になっていきます。
組織人としての強みを伝える
職務経歴書にも自己PRを記入する欄がありますが、ここは、組織人としての強みを記入しましょう。「社内のディレクターの指示を的確に受け入れることが得意で、一度目の修正からベストな提案を出すことはとても上司からは好評でした!」といった感じです。
また、ポートフォリオには、「クリエイターとしての強み」を入れ込みます。例えば、「他のデザイナーとは違う6つの強み」というセクションを作って、数ページにわたって、強みを伝えることができれば、職務経歴書とポートフォリオが相乗効果になります。
職務経歴書に入れ込む内容
シンプルな雛形でほどよい堅さを打ち出そう
タイトル
「職務経歴書」と明記
職務経歴概要
自身の職務経歴の概要をキャッチ―に
職務経歴
・会社概要(企業名/資本金/従業員/売上高/事業内容/従業員数/売上高等)、不明な部分があっても、企業名と事業内容は必ず記載しましょう。
・職務に携わった期間(○年○月~○年○月)
・所属部署、役職(異動、昇進歴など)
・具体的な職務内容
・実績(成果)
・受賞歴
を記載します。
プロジェクト詳細
・プロジェクト名
・具体的な職務内容
・成果、評価、所感
※誰をターゲットに、どんなニーズで、どんなスキルや知識を使い、どのような想いと施策で仕事をして、その結果、どうなったのか、その仕事をしてあなたがどう思ったのかを簡潔に。
自己PR
自身の能力や意欲など、具体的にアピールする
クリエイターとしての想い
クリエイターとしての生き様や意志を語る
基本的には、様々なテンプレートサイトで手に入る「職務経歴書」のひな型を使えば良いです。ポートフォリオをデザインフルにするので、職務経歴書は、シンプルで構いません。どちらかというと、社会人としてのほどよい堅さを出すべきだと感じています。
最後に:自分をきちんと打ち出すことが「他の表現」もできると思わせられる
職務経歴書の意味合いを再考し、ブラッシュアップしていきましょう!
クリエイターはポートフォリオで「作品性」や「アウトプットスキル」を伝達できるからこそ、職務経歴では、職務を遂行する人間としての資質を示すことが大事なことは、この記事でお分かり頂けたかと思います。
クリエイターである前に、社会人であるとも言えますし、社会人である前にクリエイターであるとも言えますが、どちらにしても、転職で雇う企業側は、組織人としての真摯な姿を期待していることは確かで、それを職務経歴書で打ち出せば、印象は変わります。
さらに、こういった転職の際に必要な提出物をきちんと作り込み、自分を打ち出せる人間は、採用担当者に「他の制作物でもこんな風に打ち出せるはずだ」と思われます。より人を見抜くことができる優れた採用担当者ほど、こういった細かい工夫に気づいてくれます。つまり、良い上司や良い体質の企業に入りやすくなります。
本当の想いを伝えることで、企業風土とのミスマッチも避けることができます。ぜひ、今回の記事も参考してみて下さい。
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