初心者向け!Webマーケティングにおける「回遊施策」とは?
SEO対策を入念に行い、広告等も駆使しながら、Webサイトの集客力を高めている方は多いでしょう。しかし、集客力がアップしたにもかかわらず、なかなか成果が出ないケースもあります。その原因は、回遊率の低さ・直帰率の高さにあるかもしれません。
ユーザーがWebサイトに訪問しても、すぐに離脱してしまうようでは、CVR(Webページへの訪問数のうち、商品購入等につながった割合)は当然上がりません。Webサイトを見直し、回遊率や直帰率を確認した上で、様々な回遊施策を講じる必要があります。
そこで当記事は、初心者向けに、Webマーケティングにおける「回遊施策」について徹底解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
回遊施策とは?
Webサイトに訪れても、そのページが満足できるものでなかった時、そのページからすぐに離脱し、他のWebサイトを探した経験はありませんか?このように、Webサイトに訪問してくれたユーザーが、すぐにそのページから離脱してしまうことを「直帰」と言います。
直帰率が高いと、CVR(Webページへの訪問数のうち、商品購入等につながった割合)はなかなか上がりません。商品購入等の割合を増やすためには、ユーザーに、Webサイト内のなるべく多くのページを見てもらい、商品について十分な情報を得てもらうことが大切です。同時に、Webサイトに対する信頼性を高めてもらう必要があります。
そのためには、Webサイトの直帰率を抑えることが極めて重要です。訪問ユーザーを直帰させるのではなく、Webサイト内の多くのページを回遊させるわけです。Webサイトの回遊率が上がれば、ユーザーの滞在時間やPV数が増え、コンバージョンにもつながりやすくなるでしょう。
Webサイトの回遊率を上げるための施策のことを、「回遊施策」と言います。なお、具体的な回遊施策については後述するので、ぜひ参考にしてください。
回遊率が低い原因
集客力がアップしたにもかかわらず、回遊率が低いケースは珍しくありません。では、なぜ回遊率が低くなってしまうのでしょうか?主な原因は、以下の通りです。
・コンテンツ自体に魅力がない
・Webサイトのデザイン性が低い
・別のページへ移る方法が分かりにくい
まず、コンテンツ自体に魅力がないと、訪問ユーザーは、すぐに直帰してしまうでしょう。目的の情報が載っていなかったり、文章が読みづらかったりすれば、ユーザーにとって、そのWebサイトに留まる価値はありません。
また、Webサイトのデザイン性が低ければ、やはり直帰率は上がります。どこに何があるのか分かりにくいWebサイトや、スマホ対応していないWebサイトは、ユーザーに嫌われてしまいます。ユーザーの信頼を掴むためにも、デザイン性が高く、ユーザーにとって見やすいWebサイトを作りましょう。
回遊率が低い原因として、「別のページへ移る方法が分かりにくい」ことも挙げられます。Webサイト全体の回遊率を上げるためにも、別ページへ誘導するリンクは、なるべく分かりやすく設置しましょう。また、「前のページへ戻る」「次のページへ」「TOPに戻る」等のボタンも、しっかりと用意してください。
回遊率を上げるべき理由
では、直帰率を下げ、回遊率を上げると、どのようなメリットがあるのでしょうか?もちろん様々なメリットが生まれますが、中でも最大のメリットは、CVR(Webページへの訪問数のうち、商品購入等につながった割合)の上昇でしょう。
Webサイトの回遊時間が増えれば、ユーザーはより多くの情報を蓄積し、商品やサービスへの理解を深め、興味関心を高めます。さらに、回遊率が上がれば、商品購入等に直接つながるページへの接触頻度が高まります。よって、最終的にコンバージョンにつながる確率が上がるわけです。
コンバージョン(商品購入や資料請求等)を増やすためにも、ユーザーを離脱させないような、回遊率の高いWebサイトを作りましょう。
代表的な回遊施策は?
では、回遊率の高いWebサイトを作るには、具体的にどうすればよいのでしょうか?以下では、代表的な回遊施策を2つご紹介します。
LPO(ランディングページ最適化)
ここで言うランディングページとは、Web広告等からアクセスし、最初に訪れるページのこと。LPO(ランディングページ最適化)とは、ユーザーの離脱を防ぎながらコンバージョンにつなげるため、ランディングページに様々な施策を講じることです。
上述の通り、ユーザーは、訪れたページに価値を感じなければ、すぐに直帰してしまいます。ゆえに、ランディングページの操作性を改善したり、コンテンツの密度を高めたりすることが重要です。
EFO(入力フォーム最適化)
入力フォームやカートに辿り着いたユーザーは、コンバージョン(商品購入等)に非常に近い段階にいると言えるでしょう。しかし、実は、入力フォームやカートまで進んだにもかかわらず、この段階で離脱してしまう人が多くいます。
EFO(入力フォーム最適化)とは、ユーザーが入力フォームやカートから離脱しないように、様々な対策をすること。コンバージョンにつなげるためには、ユーザーにストレスを与えないような、利用しやすい入力フォームを作らなければなりません。
例えば、下記のような対策を行い、ユーザーの離脱を抑えてみてください。
・入力項目数を減らす
・必須項目数を減らす
・全角半角指定をなくす
・チェックボックスやプルダウンで選択してもらう
まとめ
初心者向けに、Webマーケティングにおける「回遊施策」について徹底解説しました。WebサイトのCVRを向上させる上で、回遊施策は非常に重要です。ぜひ当記事を参考にしながら、効果的な回遊施策を講じてください。
▼関連記事
・Webデザイナーのサイト改善などに必須!Webマーケティングを知ろう
・Webマーケティングの歴史とは?今後のトレンド予想も解説!
・Webマーケティングにおける主な「集客施策」とは?