天国!楽園!ホワイト企業あるある10選
「ホワイト企業」と聞くと皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?日々、同じ会社で過ごし続けると、企業体質の尺度というのは意外と分からないものです。
そこで、今回はホワイト企業にありがちな「あるある」をご紹介し、ホワイト企業の体質についての理解を深めていきたと思います。
あるある1:天候が悪い場合は仕事を即ストップ
ホワイト企業は仕事を止めても大丈夫
天気が悪くなると、仕事が休みになったり、早退が出やすいのがホワイト企業の特徴です。「暴風が危ないから今日はもう帰っていいぞ!」 もしくは、「暴風が危ないから今日は会社に来なくていいぞ!」といった具合で、これは学校のような感覚だと言えます。
そう考えると、楽しく学校に行くような気分で過ごすことができる会社はホワイト企業だと言えます。人生の中で生きがいとしてのコミュニティとして会社が存在する、ホワイト企業はそんな場所になっているとも言えます。
あるある2:この働き方でなぜ会社が潰れないのか今だに疑問に思う
ホワイト企業は基盤が頑丈
会社の回る仕組みが出来上がっていて、社員に求められるマンパワーがあまりない場合に起こる現象です。「この働き方でなぜ会社が潰れないんだろう」というのは、ホワイト企業の歯車のさらに小さな一部として組み込まれている何よりの証拠です。
あるある3:社員食堂が美味し過ぎる
ホワイト企業は「食」もホワイト
寿命100年時代と言われ、セルフケアが世界的に注目されているなか、「食」は仕事と私事を活発にする非常に大切な要素です。
栄養バランスに優れた美味しいご飯を食べることができる社員食堂、それはもう神としか言いようがありません。
毎日、社員食堂で「何を食べるか選ぶ楽しさ」や「食堂で働く人と話す楽しさ」などを感じているのであれば、なおさらホワイト度はアップ!
あるある4:サービス残業がない
ホワイト企業は居残りしない
定時18時上がりで、みんなが一斉に帰りだす。ちょっとゆったりして、18時15分。気づけば、もう誰もいない。おぉ、ホワイト。
「分単位でも残業が出る」、これはホワイトだと感じるかもしれません。しかし、法律上は1日単位での残業代の切り捨ては違法とされています。
あるある5:有休が自然に取れる
ホワイト企業は休みやすい
むしろ、有休を取る必要もなく休みがそもそも多いという意見もあります。
ライフワークインテグレーションが自然にできている。
あるある6:仕事の指針がシンプル
ホワイト企業は分かりやすい
仕事の指針がシンプルで、コミュニケーションにストレスがないのがホワイト企業の特徴だと言えます。なぜなら、ビジョンや指針が多くなると、パフォーマンスが上がりづらくなる可能性があるからです。
ウォートン校の教授であるドリュー・カートンが150以上の病院を対象に行った研究によると、説得力のあるビジョンは必要ではあるが、数が多ければ多いほど、ビジョンは役に立たなったと結論付けています。大きな価値観が4つ以上ある病院では、たとえ明確なミッションが掲げられていても、心臓発作による再来院の確率は減らず、資産利益は増えなかったようです。
社員がシンプルなビジョンや指針を持ってマインドフルネスに仕事へ取り組める環境、それがホワイト企業だと言えます。
あるある7:オフィスが綺麗で清潔感がある
ホワイト企業は空気もホワイト
汚れなきピカピカに磨かれた視覚的にもホワイトなのがホワイト企業。行動科学者のK・ケイゼル、S・リンデンベルク、L・ステッシュが行った研究では、ゴミがない場合に現金の入った封筒を盗んだ人の割合が13%の環境で、ゴミを散乱させると、その割合は2倍近くに跳ね上がり、約25パーセントの人が封筒を盗んだというものがあります。
オフィスが綺麗で清潔感があるということは、ホワイトな環境を保つ秘訣とも言えます。
あるある8:プレミアムフライデーがある
ホワイト企業には聖なる花金がある
ブラック企業が「そんなの綺麗事」と跳ね除ける綺麗事をなんなく体現するのがホワイト企業。
余裕のあるジェントルマン体質がトップダウンで浸透しているからこそ、綺麗事をいかに貫けるのかに価値を置いているとも言えます。
あるある9:ホワイト企業と言われる企業にもブラックな部署はある
ホワイト企業も黒くなる
これは深いですね。ホワイト企業がホワイトたる所以はどこかが必ずブラックを背負っている。これは企業内生態系だけでなく、大手ホワイト企業と外注先の関係にも通づるところがあります。下請けのブラックな頑張りによってホワイトを獲得している企業もあるかもしれません。
自分の今の労働環境がどのような人たちのおかげで成り立っているのか、仕事の先や奥にあるものを常に想像することは非常に大切です。
あるある10:ホワイト企業は実は危ない?
ホワイト企業はリスクもある!?
環境が良いため、離職率が低く、社員は止めない。内実はぶら下がり社員だらけで、流動化せず、新しい取り組みにも消極的。それゆえに業績は実はジリ貧になっている。というのを、当時その会社の重職だった方に聞いたことがある。
ある意味、ものすごいぬるま湯でブラック企業より怖い一面!
閉鎖的な空間で時給1万円を稼ぐ生活を続けているチャットレディが「普通の社会に揉まれることに対応できるのかが不安」と言っているのと類似しているようにも感じます。
最後に:つまりは学校的な会社がホワイト!?
ホワイト企業はコミュニティに通う感覚で稼ぐことができる
以上、ホワイト企業あるあるをお届けし、ホワイト企業の本質に迫ってきました。
全体を通してホワイト企業は「学校感」があるように思いました。要は「学校ぽさ」「学校に行くような感覚」「学校で過ごす感覚」「学校帰りの感覚」、そうした感覚が「ホワイト感」を創出しているということです。
そして、ホワイト企業の弱点の可能性として、「流動性がない」「新しい風がない」「落ち着き過ぎている」「同じような人が固まっている」というポイントがあります。
学校も固定の価値観の教師と生徒だけだと突き抜けたイメージはありませんよね。例えば、ホワイトにぬるく仕事をしたい人がそれなりに仕事をこなしながらも、自分の市場価値をどんどん上げていきたいパワフルな仕事人のどちらもを包括してこそ、ホワイト企業はさらなるホワイトの境地に達するのかもしれません。
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