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イラストレーターに必要なスキルと心構えをご紹介!
COLUMN 2020.2.04

イラストレーターに必要なスキルと心構えをご紹介!

「イラストレーター」という職業に憧れる人は多くいらっしゃると思います。多くの美しいイラストを描いて生計を立てるイラストレーター。華やかな職業に見えますが、職務を全うするためには、欠かせないスキルや肝に銘じておくべき心構えがあります。

この記事では、イラストレーターの仕事内容や基本的・応用的なスキル、そして4つの心構えをご紹介します。

イラストレーターとは

イラストレーターとは、図案を起こして本の挿絵・表紙、パッケージデザインなどを描く人のことを指します。イラストレーターには、企業で勤める人とフリーランスとして働く人がいます。描いているイラストもさまざまな分野があり、画力以外の高度な専門知識が求められることもあります。

イラストレーターの勤務形態

イラストレーターの勤務形態は主に「企業に勤める」「フリーランスで働く」の2種類があります。

企業の場合はデザイン事務所や広告代理店、ゲーム会社に加え、他の一般企業でも広報部に所属して広告用のイラストを描くこともあります。広告のデザインをする際にはイラストレーター単独での仕事だけでなく、グラフィックデザイナーやコピーライターといった広告作成に携わる他の職種の人とチームを組んで仕事をすることもあります。一般企業で広報部に務める場合、基本的には通常の社員としての勤務を行うこととなるため、イラストと関係のない業務を行う必要もあります。

フリーランスの場合、大半が単身での仕事となり、イラストレーターと関わりのない仕事をする機会はありません。しかし、後ろ盾や広告塔となる企業が存在しないため、自分を売り込む営業活動やお金を管理する経理活動も全て自分自身で行うことになります。収入は企業勤めと比べて良くも悪くも振れ幅が大きく、人気が出れば莫大な収入が得られる一方で、鳴かず飛ばずで無収入となる人もいます。

企業勤めもフリーランスもそれぞれ長短があります。イラストレーターになる際には、自分に向いているのがどちらかをよく考えるべきでしょう。

描くイラストの分野

身の回りを見回してみると、多くのものにさまざまなイラストが描かれていることに気づくでしょう。イラストレーターが活躍する場面は多岐にわたり、描かれるイラストも多数の分野が存在します。

イラストレーターの絵が利用される身近な例では、街じゅうに貼られるポスターやテレビのCM、本やWebサイトの挿絵、ゲームのキャラクターなどが挙げられます。日常的に目にする多くのものにイラストレーターの作品が用いられているため、かえって気づきづらいかもしれません。

一般人が目にする機会の少ない専門的な分野では、工業製品のマニュアルや分解図などを描く例や、生物の解剖図や医学書の図などを描く例などがあります。こういった専門的なイラストレーターは、その分野の専門知識をもって、強調して描くべき箇所や省くべき箇所を考える必要があります。

イラストレーターに求められるスキル

どのような職業にも何かしらのスキルが求められるものですが、イラストレーターの場合は主に5種類のスキルが求められます。デザインソフトの扱いやコミュニケーション能力といった基本的なものから、読解力や表現力、オリジナリティといったイラストレーターならではの応用的なものまで、さまざまなスキルが必要です。

基本的なスキル

イラストレーターとして活動するためには、絵を描くための道具と、仕事を請け負ってこなすためのコミュニケーション能力が求められます。また、現代の絵描き道具はデジタル化しているため、扱うためにはパソコンとデザインソフトの技能が求められます。

デザインソフト使用スキル

現代のイラストレーターは、大半が仕事にパソコン上のデザインソフトを利用しています。Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)といったデザインソフトの登場で、イラストレーターの仕事は飛躍的に進歩を遂げました。その一方、ソフトを自在に扱える必要が出てきたのも事実です。こうしたデザインソフトは手書きで表しづらい表現も容易に行えるため、よりバリエーション豊かな絵を描くためにも必須といえます。

また、当然ながらデザインソフトを用いるためのパソコンスキルもある程度求められます。現代の若者はスマートフォン世代でパソコンの扱いが苦手だとされがちですが、イラストレーターを目指すならばパソコンの扱いにも慣れておくべきでしょう。

コミュニケーション能力

イラストレーターは会社勤めの場合とフリーランスの場合がありますが、どちらの形を選ぶにせよ、人と頻繫にコミュニケーションをとる必要があります。

会社勤めであれば、社内の人と日常的に話して仕事上の連携をとらなくてはなりません。一般企業の広報部勤務であれば、事務作業などでイラストと関係のない話をする必要もあるでしょう。

フリーランスは、仕事を得るために自分から積極的に動かなくてはなりません。多くのデザインコンペに参加したり広告代理店などへ自分を売り込んだりと、自分自身を商品とした営業活動に精を出す必要があります。こうした活動にもコミュニケーション能力が必要となります。

イラストレーターも社会を構成する一つの職業である以上、他の職業と同様にコミュニケーション能力は重要な要素です。

応用的なスキル

優れたイラストレーターに必要な能力として、依頼者の意図を読み取る読解力、読み取った意図を正確に分かりやすくイラストとして表す表現力、そして同業者と一線を画すオリジナリティが挙げられます。イラストレーターとして大成したいと考えるならば、これら3つの能力も確立したいところです。

読解力

イラストレーターの仕事は、絵を描く前に人から注文を受けるところから始まります。自分に対しイラストの発注を出してきた依頼者とよく話し、依頼者がイラストに求めている内容を正確に把握しなくてはなりません。希望内容とイラストレーターの考えた内容に齟齬があると、依頼者の希望に沿った作品を生むことができなくなります。認識の相違は伝言ゲームならば面白いですが、仕事となると致命的な問題です。

したがってイラストレーターは、依頼者の意図や希望を正確に読み取る理解力が必要となります。特に現代では、依頼の内容をメールや文書作成ソフトを用いた文章で伝えることが多いため、書かれた文章から真意を正しく読み解く読解力が求められるのです。

表現力

イラストレーターは、依頼者の希望を正確に把握する必要があります。さらに重要なのは、最終的に依頼者へ納品する作品が希望に沿ったできとなっているかです。いくらイラストレーターが希望を正しく理解できていたとしても、それを作品に的確に反映できなくては意味がありません。また、依頼者がイラストを求める理由は、そのイラストを見る人に何かを伝えたいためです。見る人がイラストを見たときに依頼者の意図が伝わらないと、何のためにイラストを載せたのか分からなくなってしまいます。

このためイラストレーターには、脳内に浮かぶ映像を正確に描き表す表現力が求められます。無論画力も必要です。しかしそれ以上に、依頼者の希望をしっかりと形にし、依頼者が消費者などに伝えたいことがイラストを見るだけで理解できるような、そんな絵を描く能力が重要となります。

オリジナリティ

イラストレーターなどのクリエイティブな仕事は個性が重要です。その人ならではの感性で独自の雰囲気を持った作品を仕上げてこそ、「クリエイター」と言えるでしょう。

他者から依頼を受けて仕事をするイラストレーターは、依頼内容の遵守を何より優先しなくてはなりません。しかし、依頼内容から外れない範囲において、イラストレーター自身のオリジナリティを存分に発揮するべきです。名の知れたイラストレーターへ依頼する人物は特に、そのイラストレーターの個性を作品に欲しいがために依頼しているはずです。優れたイラストレーターには、「イラストレーターはたくさんいるが、その中からあえてこの人にお願いしたい」と思わせる独自の魅力を持つことが欠かせません。

イラストレーターの心構え

イラストレーターとして生計を立てていくために、4つの心構えを持つ必要があります。絵描きツールの機能が便利だからと闇雲に使いすぎたり、ひたすら自分の世界に閉じこもって絵を描き続けたりなどといったことは、イラストレーターとして大成するためには御法度です。以下でイラストレーターの心構えをご紹介します。

ツールの機能にこだわり過ぎない

デザインソフトなどの絵描きツールは非常に便利なものです。手描きでは難しい表現も、ツールを使えばいとも簡単にできてしまいます。作業時間の大幅な短縮もできるでしょう。ツールに搭載されている多くの機能は、上手く使えばイラストレーターに大きな恩恵をもたらしてくれます。

しかしこれは、あくまで「上手く使えば」の話です。イラストを描くために、必ずしも多くの機能を使う必要はありません。イラストを描くためにツールの機能を使うはずが、ツールの機能を使いたいがためにイラストの仕様を変えてしまっては本末転倒です。道具というものは人間が使うものであり、道具に人間が使われてはなりません。ツールの機能が多いこと自体は決して悪いことではありませんが、機能を使うときに「本当に今この機能が必要なのか?」と考え直してみるべきでしょう。

積極的に交流する

特にフリーランスの場合、仕事はじっと待っていても飛び込んできません。いかに優れたイラストを描ける人物であっても、自ら己の実力を世間に伝えていかない限り、誰もその「優れたイラストを描ける人物」を知らないままです。

イラストレーターが仕事を得るためには、腕を磨くこと以上に人脈を増やすことが重要です。知己の間柄であれば依頼もしやすくなりますし、その人からの紹介でさらに人脈を増やし、仕事を得やすくすることにも繋がります。

交流する相手としておすすめなのは、同じ絵描きではなく異業種の人です。イラストレーターへ依頼を出すのは自分で絵が描けない人ですし、イラストレーター自身としても全く異なる業界の話を聞ければ、その話に刺激を受け新たな画風へ繋がるかもしれません。絵を描く仕事だからと部屋で絵を描き続けるのではなく、絵を描く仕事だからこそ自分自身も作品も積極的に外へ出し、見聞を広げていきましょう。

学習を欠かさない

イラストレーターは絵を描く仕事ですが、仕事の過程でさまざまな専門知識を必要とすることが多々あります。そのため、仕事の発注を受けたら、都度その分野の知識を身に付けていくこととなります。さらに、分野によっては技術や制度などがどんどん変わっていくこともあり、イラストレーターもそれに合わせて知識を更新していかなくてはなりません。

こうした仕事上の必須知識を得るために、イラストレーターは常に多方面にアンテナを張り、学習・研鑽を欠かさないようにする必要があります。絵の分野だけで見ても、流行りのデザインやデザインソフトの新機能など学んでおくべきことは多数あります。「生涯学習」という言葉がありますが、イラストレーターはその世界へ入った瞬間から常に学習し続ける必要のある職業と言えるでしょう。

ビジネス感覚を持つ

イラストレーターとは職業です。絵を描く理由は趣味でなくお金を稼ぐためです。絵を描いて食い扶持を稼ぐために、ある程度のビジネス感覚は持っておかなくてはなりません。イラストレーターを目指す人は絵を描くのが好きな人でしょうが、好きだからと言って1枚のイラストにあまりこだわりすぎてもいけません。1枚1枚に手をかけすぎて採算が合わなくなってしまっては、困るのはイラストレーター自身です。「この仕事は報酬がいくらだからこのペースで進めればいい」といった計算を仕事受注前に行っておくべきでしょう。

まとめ

イラストレーターとして生計を立てていくために必要なスキルと心構えをご紹介しました。一口にイラストレーターと言っても、各々で勤務形態も求められる能力もさまざまです。また、そうした中でもコミュニケーション能力や読解力・表現力など、イラストレーターに共通して求められる能力もあります。趣味でなく仕事としてイラストを描く以上、いくつかの心構えも忘れてはいけません。

イラストレーターは絵を描くという行為が好きな人でないとつとまりません。しかし、ただ絵を描くのが好きというだけでもだめなのがイラストレーターの難しさです。求められる内容が多く簡単な仕事ではありませんが、絵が好きであれば適正はあるでしょう。この記事を一助に、イラストレーターへの夢を目指してみてください。

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