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クリエイターと英語:クリエイティブ職は英語を身につけるべきなのか?
COLUMN 2019.9.20

クリエイターと英語:クリエイティブ職は英語を身につけるべきなのか?

クリエイティブな仕事に携わる中で、「これから英語を身につけるべきか?」と考えている方は意外と少ないかもしれません。しかし、世界の英語人口は約15億人とも言われています。

英語を身につければ、クリエイターとして売り出せる商圏は確実に広がります。

そこで、今回は「クリエイターと英語」の関係、クリエイティブ職種の人間が、これから英語を身につけるべきかについてお伝えしたいと思います。

母国語の豊かさは確実に創造力の引き出しに直結する

ディレクターのキャリアパスの図

アイデア力、企画力などは、クリエイターに求められる最も重要なスキルの一つです。

アイデアや企画を長期記憶にある情報を精査して、必要なものを取り出し、組み合わせ、そして、アウトプットします。このすべての過程で重要な役割を果たしているのがワーキングメモリです。

日本人クリエイターの場合、アイデアを出す際の流れとして、①長期記憶にある情報を選別する、②ワーキングメモリで情報を組み合わせたり、新たな短記憶と結びつける、といった作業に強く結びつくのは「日本語」です。

つまり、脳がどれぐらい日本語表現に豊かであるかが、クリエイターとしてのアイデア力や企画力につながります。

おそらく、英語が母国語として対等しない限り、長期記憶も短期記憶もワーキングメモリも「日本語」での処理を基盤にするはずです。

英語を身につけて、その英語力をよりクリエイティブに生かすのであれば、同時に日本語の引き出しの豊かさも身につけていくべきでしょう。

クリエイターと英会話

ディレクターのキャリアパスの図

英語を身につけるために、多くの人は「英会話」に注目するはずです。

英会話を身につけるメリットは、英語を通じた対話が可能になることです。

クリエイティブ職で対話が重要な役割を果たすのは、プロデューサーやディレクターです。つまり、クリエイティブ職で英会話を身につければ、英語圏のターゲットに対してクリエイティブなプロジェクトマネジメントの仕事が可能になります。

ディレクターがクライアントと英語で話した後、日本人のデザイナーやカメラマンに日本語で要望をまとめるということも可能になります。

逆にデザイナーやカメラマンは、英会話に長けた日本人ディレクターとのコネクションがあれば、英語圏の仕事も獲得できると言えるでしょう。デザイナーやカメラマンなどの制作クリエイターにとっては、英会話そのものより、海外のクリエイティブのリテラシーを高めたほうがグローバルな展開を見出せると言えるでしょう。

英語ができない装丁家だとしても、海外のブックデザインの「オシャレ」と「ダサい」の感覚に長けていて、海外のオシャレなブックデザイン100冊を模倣して訓練した経験のあるほうが、英語ができることよりも大切かもしれません。

英会話に長けたクリエイターは、英語圏に向けて、動画コンテンツをする際にとても有利になるでしょう。たとえば、日本でしか手に入らない商品をYouTubeで紹介する際も、英語圏の感覚を理解したうえで、上手に話をできれば、それだけで英語圏の人にとっては価値のあるコンテンツになります。

例えば、日本では商品紹介の動画にするほどでもない一般的に認知されたお菓子や文房具でも、海外の人にとっては特別です。海外の人のツボを理解し、エンタメ性たっぷりな表現で語れば、クリエイターとして一気に高いステージを駆け上がれるかもしれません。

クリエイターと英語ヒアリング

ディレクターのキャリアパスの図

英語で主体的に会話することよりも、ヒアリング力に長けていたほうが、英語圏の人の本当の要望を捉えることができる可能性があるとも言えます。

また、ヒアリングは知識にも紐づきます。海外の文化や慣習や一般論を知っていることで、その場でクライアントが英語で語った内容をより咀嚼しやすいと言えます。

ディレクターやプロデューサーはコミュニケーション力を含めた発信としての英会話の力は必要ですが、ディレクターに帯同するデザイナーやライターなどは、その場の会議の本質を捉えるヒアリング力を持っていた方が、クライアントにより響く制作物を納品できるはずです。

クリエイターと英語ライティング

英語のライティング能力を身につけると、Web上で大きな恩恵を得ることができます。最も大きな恩恵の一つが、英語圏の莫大な検索ボリュームからのアクセスです。

検索ボリュームが多いということは、それだけPVを得られる可能性が高まります。日本語圏のメディアで得られる広告報酬よりもずっと大きな収益を狙うことが可能になります。

英語のライティングに長けていると、国内の情報を海外向けにカスタマイズすることができます。例えば、断捨離や禅は日本独自のノウハウとして、海外でも広く受け入れられています。

日本のコンテンツを海外へテキスト翻訳する際に、英語ライティング力を持っていると、非常に魅力的な結果を引き寄せることができます。

ビジネススキルにおいて「英語を身につける」と言えば、英会話が定番ですが、クリエイターであれば、あえてライティングのみ注力してみるのも面白いかもしれません。もしくは、翻訳ソフトを駆使して、最適な英語をライティングできるようなツールありきのライティングアウトプット力を磨いてもよいでしょう。

クリエイターと英語リーディング

英語を読む力、リーディング力は、英語圏のコンテンツ情報吸収力が圧倒的に高まります。

例えば、かなりの高単価を叩き出しているサイエンスライターは、自身の英語リーディング力から、海外の研究結果を他のライターよりもいち早くキャッチします。英語を読むことでしか手に入らない情報があるからこそ、英語を読む力が、そのままコンテンツアウトプット力に結びつくのです。

この先、日本国内で日本人をずっとターゲットにしていこうと考えている場合でも、英語のリーディング力を高めていけば、海外からより国内の事業を促進させる重要な情報やノウハウ、ツールに出会える可能性が高くなっていきます。

最後に:英語はクリエイターにとって大きな武器となる

英語はやはりクリエイターにとって大きな武器になります。英語を「喋る・聞く・書く・読む」の4つはクリエイティブに大きく関わっています。

つまり、母国語を土台に、扱える言語を増やしていければ、それだけクリエティブな能力は底上げされていきます。

そう考えると、人口が多い中国語などもクリエイターとしてのビジネスチャンスが詰まってそうですよね。ぜひ、今回の記事も参考にしてみてください。

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