パンくずリストのSEO効果とは?必要性と正しい設定方法 - Webデザイナー・Webディレクターの求人転職支援「STASEON(スタシオン)」

Webデザイナー・Webディレクターの求人転職支援「STASEON(スタシオン)」

Webデザイナー・ディレクターの求人転職支援

パンくずリストのSEO効果とは?必要性と正しい設定方法
COLUMN 2019.8.24

パンくずリストのSEO効果とは?必要性と正しい設定方法


皆さんは「パンくずリスト」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

目立ちはしませんが、Web制作において非常に重要な役割を持っているのがパンくずリストです。

今回はそのパンくずリストとはどのようなものでどのようなSEO効果があるのかを解説し、正しい設置方法もご紹介していきます。

パンくずリストとは?なぜ必要?

ではまずはパンくずリストってなに?という疑問から解決していきます。

パンくずリストはページの階層を表したもの

パンくずリストとは、今自分の表示しているページがサイト内のどの階層にあるのかを視覚的にわかりやすくテキストで表示したものです。

サイトの基本構造はトップページ(ホーム)があり、記事が振り分けられるカテゴリがあり、そのカテゴリの中に記事が格納されています。

動物図鑑で例えてみると、

動物図鑑(ホーム)>哺乳類(大カテゴリ)>猫(小カテゴリ)>スコティッシュフォールド(記事)

このようにスコティッシュフォールドは哺乳類の中の猫というカテゴリに存在するということをユーザーに視覚的に伝えるのがパンくずリストです。

Googleもパンくずリストは必要と明言している

ではなぜパンくずリストが必要なのかという点ですが、この後紹介するSEO効果があるというのはもちろんなのですが、そもそも「Googleが推奨している」というのが非常に大きな要因です。

数年前までGoogleはページをどのように評価をしているのか公開していなかったのですが、現在は一部の評価基準を「ウェブマスター向けガイドライン」というページで公開しており、その中にも「パンくずリストを使用する」という項目がありますので設置するに越したことはないでしょう。

パンくずリストのSEO効果

設置の理由が「Googleが推奨しているから」では腹落ちしないかと思いますので、パンくずリストのSEO効果も紹介していきます。

パンくずリストのSEO効果は主に2つあります。

ユーザーの回遊率が上がる

検索エンジンから自分の求めている情報を探して訪れてきたユーザーが「関連情報も見たい!」と思ったときに、どのカテゴリにその記事が含まれているのかがわからなければページを離脱してしまうことが考えられます。

そこでページにパンくずリストが設置してあればすぐにカテゴリページへ飛べるので、サイトの回遊率が上がることが期待されます。

サイトの回遊率が上がるとページの滞在時間が延びますのでSEO効果も高まり、目的の行動をとってもらえる(コンバージョン)可能性も高まります。

クローラーの循環率が上がる

続いてGoogleがページを評価するのに使用しているロボットの「クローラー(GoogleBot)」がサイト内を循環しやすくするためにもパンくずリストは重要です。

クローラーはページの階層構造に従ってページを巡回していくのでページの評価を正しく伝えることができます。

内部リンクとしての役割も果たしますので、さらなるSEO効果も望めます。

パンくずリストのSEO効果正しい設定方法

ではパンくずリストの目的とSEO効果がわかったところで、パンくずリストの正しい設置方法について解説していきます。

パンくずリストの正しい位置

パンくずリストの正しい位置については、必ず上部になくてはならないと誤解されていることも多いのですが、パンくずリストは「ページ上部でも下部でも問題ありません」。

ページの上部に設置するのが一般的なので、ページ上部に設置するのがユーザーにとって親切ではあるのですが、あまりにも長くて文字数の多いページだとページトップに戻るのは少し面倒でもあります。(特にスマートフォン)

なので、ページの上部だけではなく下部にも設置するのがユーザーにとって最も親切なのではないでしょうか。

階層はすべて表示させる

パンくずリストは「HOME」>「記事タイトル」ではなく、大カテゴリや小カテゴリもすべて表示させる必要があります。

冒頭で紹介したスコティッシュフォールドの例だと、哺乳類や猫というカテゴリがどちらか一つでも欠けていると正しいパンくずリストとは呼べません。

きちんとホームから記事までに含まれるカテゴリや親ページをすべて表示させましょう。

ただし、パンくずリストにそのページにとって無関係なリンクをパンくずリストに含めてしまうなど、複雑な関係にすることはガイドラインで禁止されており、ペナルティの対象となってしまいます。

WordPressはプラグインでもパンくずリストは作成できる

WordPressを使ってサイト構築する場合は、プラグインを使ってパンくずリストを作成することができます。

ただし、WordPressのプラグインを不用意に増やしてしまうとページの表示速度が遅くなり、SEOにおいて大きなマイナス評価になりかねませんので、パンくずリストのようにHTMLで指定できる要素にはプラグインを使わないことをおすすめします。

また、多くのWordPressのテーマにはパンくずリストが正しく設置されていることが多いので、特別気にしなくてもいい場合もあります。

まとめ

ユーザー・SEOどちらの観点で見てもパンくずリストは重要ということがお分かりいただけたかと思います。

Web制作者は必ずパンくずリストを作成し、かつユーザーにとって親切なパンくずリストを設置するよう心がけましょう。

▼関連記事

・SEOに効果的なリンクビルディングのポイント
・サイト内容を伝える構造化タグと構造化マークアップ
・SEOを行うのに押さえておくべき基本ツール5選

▼クリエイティブ業界の求人情報

・クリエイター求人検索

-カテゴリーから記事を選ぶ-

はじめての方へ

アカウントを登録すると、求人情報やポートフォリオをお気に入り登録することができます。



Webディレクターの求人

MORE

おすすめの記事