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現役コピーライターに聞いたキャリアパスの描き方と良いコピーとは?
COLUMN 2019.2.28

現役コピーライターに聞いたキャリアパスの描き方と良いコピーとは?

現在、コピーライターという職業は、多くの業界で幅広い仕事に携わっています。今回は、そんな現役コピーライターの方へインタビューを行い、コピーライターのキャリアパスや、キャリアアップに必要な方法、そして良いコピーについて解説してもらいました。

Q.コピーライターになるために、入るべき会社とは?

A.会社の名前や規模にこだわらず、まずは実力をつけることが大切

どんな仕事もそうですが、小さくとも着実に実績を積みましょう。本当にコピーライティングで食べていきたいのであれば、キャリアのファーストステップは小さなプロダクションでも構いません。入社して、まずはコピーライティングを実践することが大事です。会社にこだわらずとも実力が認められれば、いくらでもキャリアチェンジをすることが可能です。

Q.コピーライターにはどのようなキャリアパスがあるのか?

コピーライターという仕事は、大きな枠で言えば、「クリエイティブ」というカテゴリーの仕事に含まれ、広告代理店ではコピーライティング以外の業務にも関わることが多くあります。このため、生涯コピーライターをやる方もいれば、コピーライターを最初のきっかけとして、コピーライター以外の道を進む方もいます。

それでは、キャリアパスについて、2つの例をご紹介しましょう。

A.(例①)広告代理店の場合

まず、広告代理店でコピーライターの仕事をする場合、クリエイティブ部門に配属されることが前提になります。ここからコピーライティングの実績を積んでいきますが、クリエイティブ部門ではそれ以外の業務も発生します。というのも、現在は広告のみならず、その他の領域にもクリエイティブの仕事が広がっています。広告デザイン・CMのプランニング・Webのディレクション・SNSの活用などもクリエイティブの仕事の一部です。将来的にクリエイティブディレクターという役割で制作全体を統括し、マネジメントする機会も増えていくでしょう。

A.(例②)代理店以外のケース

代理店内でのキャリアアップではなく、独立してコピーライティングや、クリエイティブの仕事を専門にフリーランスとして活動を行う方もいます。

※クリエイティブディレクターとは?
手掛ける広告を展開する媒体、全てのクリエイティブにおける責任を負う立場となります。
会社によっては、商品企画・コンセプト作成など、ブランディングに携わることもあります。広告表現に収まらない幅広い仕事といえます。

Q.コピーライターに求められるスキルとは?

コピーライターとして実際に活躍するためには、どのようなスキルが求められるのでしょうか。

A.「コピーライティング」のスキル

まず、コピーライティングの「スキル」から考えてみましょう。スキルには、商品を売るマーケティング的な「コンセプトづくりをする力」と、言葉を使ってコンセプトを伝え、心を動かす「表現力」の2つがあります。
商品を売るためには、アイディアの切り口から面白い言葉を選ぶだけではなく消費者活動を分析するなど、マーケティングの知識を使ってコンセプトに活かす必要があります。しかし、それだけでは楽しさや面白さといった言語化しづらい表現が抜け落ちてしまいます。たくさんの人に面白いと思われ、他の人に紹介したくなるようなコピーを生むためには、日頃から魅力的だと言われている作家などの言葉に触れ、表現力を磨く必要があります。

A.コピーライターの仕事に必要なスキル

コピーライターの仕事はクライアントワークです。あくまでも得意先の嗜好や好き嫌いに沿った表現を選ばなくてはなりません。そして、クライアントが最も気にする「売れるかどうか」に、きちんと解決策や説得力のあるロジックを提示することが求められます。クライアントの目線を盛り込みながら、クライアントが納得するアウトプットを生み出すスキルが求められるのです。

もちろん、これらのスキルを磨いて、更新し続けていくことが大切です。いつまでも使えるスキルはなく、時代によって必要なスキルは変容していくものだからです。

Q.コピーライターになれたら、どんな勉強をすると良い?

A.文字でコピーを書く勉強を重ね、スキルを高める

まずは、文字でコピーを書き、先輩やクライアントに見てもらいましょう。改善点などアドバイスを教えてもらうことでスキルを磨き、キャリアを拡げていきましょう。コピーライティングのコンテストに応募するなどして客観的な評価を受けることで、自分の立ち位置をはっきりさせることも重要です。

A.幅広いスキルを身につける

広告代理店で勤めるとなると、コピー以外の仕事もありますし、経験を積むことでクリエイティブディレクターとしてマネジメント側に立つこともできます。部品一つを扱う仕事から全体を設計するチームワークが、より一層求められます。また、広告以外の領域にもクリエイティブの仕事が広がっています。クリエイティブディレクターとして活躍したいなら、Webのノウハウ・PRやSNSの活用など、幅広いスキルを学び、身に付けていきましょう。

Q.良いコピーとはどんなコピーを指す?

キャリアパスや必要なスキルが分かってきたところで、最後に、そもそも良いコピーとはどのようなものなのか聞いてみましょう。

A.時代による変化があるもの。

良いコピーとは、時代によって変化します。例えば、一昔前には「カッコつけるコピー」が主流でした。「ダジャレコピー」が良く、ギャグのようなコピーが流行る時代もありました。現在では、言葉よりも「イメージで勝負する」時代になっています。

具体例を少しだけご紹介しましょう。

一昔前のキャッチコピー:
「愛だろ、愛。(サントリー)」
「バンバンバンバン晩餐館。焼肉焼いても家焼くな!(エバラ食品)」

最近のキャッチコピー:
「世界は、あきらめなかった夢でできている。(国士舘大学)」
「どーせ見るなら、楽しい夢を。夜の水族館(マリンワールド)」

新しいコピーは、それまでの表現に対する否定や違和感から生まれてくるのです。

A.評価基準により異なる

どのような商品に対するコピーなのか?という視点でも良いコピーは変わってきます。例えば「特性がハッキリしている商品」に関しては、その特性がしっかり伝えられれば良いのですが、「差別化が難しい商品」では、より表現豊かなコピーで勝負しなければ評価をもらうことはできないからです。

また、人によってもコピーの評価が変わります。100人が100人とも違うコピーを書くので、その100人と同じではない、101人目となるような「オリジナルの味」を出していくことが重要です。そもそも、同じコピーでも、コピーライター間で評価が異なるのです。

いかがでしたか?コピーライターとしてのキャリアパスや必要なスキルをメインに聞いてきました。

コピーライターの仕事は、「自分の作った表現が広く世の中の目にふれる」、「商品の売上に繋がれば、世の中を動かしている実感を持てる」という魅力があります。

手掛ける仕事によっては、ときに低い評価を受け、重たいプレッシャーがのしかかることもあるでしょう。しかしながら、コピーライティングを実践して実力を積めば、幅広いクリエイティブなキャリアパスへと道が拓けていくはずです。

「書くことが好き」という気持ちがあれば、非常にやりがいのある仕事です。どのようなコピーライターを目指すか、キャリアとスキルを常に意識しながら希望のキャリアを歩んでください。

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