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フリーランスWEBディレクターとして活躍する方法!契約上の注意点も
TIPS 2019.8.05

フリーランスWEBディレクターとして活躍する方法!契約上の注意点も

WEB業界にはデザイナー、プログラマー、ライターなど、さまざまな職種があります。WEBディレクターはそうした人々を束ねて、WEBサイトを完成させるプロジェクトリーダーです。

WEB業界では、以前から多くの人々がフリーランスとして活躍してきましたが、WEBディレクターも例外ではありません。

今回は、フリーランスのWEBディレクターとはどのような仕事か、どうすればフリーランスのWEBディレクターになれるのか、フリーランスのWEBディレクターが契約するときの注意点についてご紹介します。

フリーランスWEBディレクターとは

フリーランスとしてWEBサイトのディレクションを行うのがフリーランスのWEBディレクターの業務です。フリーランスのWEBディレクターの仕事内容、働き方、メリットとデメリットをご紹介します。

WEBディレクターの仕事とは

WEBディレクターとは、WEBサイトを制作するときに全体の指揮をとる仕事です。WEBディレクターの仕事の発端は、発注者の意図をヒアリングし、サイトを提案することから始まります。

プロジェクトがスタートしたらプランナー、デザイナー、ライター、コーダーなどに仕事を発注し、進捗を管理しながら、最終的な成果物としてのWEBサイト、もしくはWEBのコンテンツを納品します。

フリーランスWEBディレクターの働き方

WEBディレクターにはいろいろな働き方があります。社内の制作部署のなかでWEBディレクションを行う立場と、WEB制作会社やシステム会社に属し、社外のクライアントのためにWEBディレクションを行う立場があります。WEBディレクター自身が営業まで行う場合もあります。

フリーランスのWEBディレクターは、フリーランス、つまり個人事業者の立場でこの仕事を行います。WEBディレクションの仕事自体は変わらないものの、個人事業者として、収支を管理し、営業して仕事を受注する必要があり、会社員時代とは違う姿勢やスキルが必要です。

フリーランスになるメリット・デメリット

実務的には会社員と変わらないように見えても、フリーランスの立場は会社員とは全く違います。フリーランスになれば大きな自由が手に入りますが、これにはメリットとデメリットがあります。

メリット

フリーランスは労働者ではないので、労働法は適用されません。どのように仕事をするかは自分で決めることができます。収入は受注によって決まり、そこに上限はありません。仕事をする時間や場所を自分で選ぶこともできます。

自分で選び、さまざまな企業と仕事をすることもできます。会社員のように、どうしても合わない人と仕事を続ける必要はありません。

デメリット

フリーランスの自由な立場には多くのメリットがありますが、それがデメリットやリスクとして現れることもあります。仕事は受注によって決まるので、収入が不安定になりがちです。フリーランスには企業が提供する福利厚生はないので、補おうとすれば自分でサービスに加入する必要があります。フリーランスは個人事業者なので、経営管理や営業を自分で行う必要があります。

フリーランスWEBディレクターになるためには

フリーランスWEBディレクターになるためには、WEBディレクターとしての能力を高めるとともに、個人事業者として、人脈作りや、営業に取り組む必要があります。

WEBディレクターに求められる能力

WEBディレクターは、WEBサイトを構築するプロジェクト全体を管理する仕事です。WEBディレクターは発注者やさまざまなクリエイターと連携して仕事を行います。そのためWEBディレクターには高度なリーダーシップ、マネジメント能力が必要です。

WEBサイトの構築は、さまざまな技術的なスキルに支えられた仕事です。WEBディレクターは、技術的な仕事を自分でできるようになる必要はありませんが、そうした仕事を広く理解して、適切にディレクションすることが求められます。

多数の人を巻き込んで行う仕事を遂行するために、WEBディレクターにはマネジメントや経営に関する知識も必要です。

WEBディレクターがフリーランスになる方法

WEBディレクターになるためにもさまざまな能力が求められますが、フリーランスになるにはそれだけでは足りません。フリーランスは個人事業者なので、自分で仕事を受注しなければなりません。WEBディレクターの仕事は外部から評価しにくいこともあり、仕事を受注するためには人脈が重要です。

独立したWEBディレクターの多くは、会社員時代からWEBディレクションの経験があります。元いた会社の人脈や、会社員時代の顧客が独立後の最初の顧客になることが多いでしょう。

受注の窓口を広げるためには、IT人材を紹介する企業に登録することも有効です。実績をわかりやすく提示して問い合わせを待ちます。

WEBディレクターの仕事は多くの人々と共同して行います。デザイナー、ライター、コーダーなど信頼できる人々との人脈を作っておけば、案件をまるごと受注できます。

それが難しい場合、会社に常駐して、社内の人々と一緒に仕事をする方法もあります。

フリーランスWEBディレクターは契約に注意する

フリーランスのWEBディレクターの立場は個人事業主であり、会社員とは全く異なります。

会社員が働く場合、雇用主と労働契約を結ぶことになり、立場の強い雇用者から労働基準法により守られますが、フリーランスが働く場合の契約は、相手が会社組織であっても対等な立場に立つ2者が交わす契約です。

フリーランスWEBディレクターが結ぶ契約

フリーランスが結ぶ契約は「準委任契約」か「請負契約」です。準委任契約は時間内に一定の労働力を提供するタイプの契約であり、成果物は求められません。請負契約は仕事の完成を請け負う契約であり、成果物を納品する義務があり、あとからバグが発覚した場合など、改修の義務を負います。成果物を納品できなければ損害賠償を請求されることもあります。

通常、フリーランスのWEBディレクターは「業務委託契約」を締結します。これが法律的には請負契約になる場合には注意が必要です。相手と契約を結ぶときには、バグが発生した場合の改修をどのように履行するのか、仕事がうまくいかなかったときにどのように損害を賠償するのかを詰めることで、損失が大きくなるリスクを回避する必要があります。

下請法

フリーランスに仕事を発注するときには、「下請法」(下請代金支払遅延等防止法)にしたがって発注書や契約書を作成しなければなりません。この法律は、発注元の資本金が少ない場合は適用されません。契約書を作成することで、トラブルが生じたときなどに不利な条件を押し付けられる事態を回避することができます。

業務委託契約書の作り方

契約書で定めるべき項目は多岐にわたります。インターネット上にさまざまな形式のフリーランス向けの契約書のテンプレートがあるので、契約書を作るときに参考にできます。

発注者が契約書を作り、それに署名する場合には、契約内容がバランスの取れたものか、自分が不利になる項目がないか注意します。

業務委託内容の項目では、細かく具体的な内容を記載することで、委託範囲を明確にします。準委任契約か請負契約かも確認します。

知的財産権の所在、損害賠償義務、瑕疵担保責任を明確化することで、未然にトラブルを防ぎ、トラブルが発生したときに不利益が大きくなりすぎないようにします。

まとめ

以上、フリーランスのWEBディレクターについて、仕事の内容やなり方、契約するときの注意点についてご紹介しました。

フリーランスのWEBディレクターは非常に広範囲の知識やスキルを必要とする仕事ですが、WEBサイトを作り上げたときの達成感や、大きな裁量が手に入ることなど、多くのメリットがあります。

フリーランスのWEBディレクターになるには、会社員時代から実績を積み上げ人脈作りに励むことが重要です。

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