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キーワードから読み取る!日本人の働き方の特徴・長所・問題点
COLUMN 2019.7.08

キーワードから読み取る!日本人の働き方の特徴・長所・問題点

特徴:日本人は働き過ぎは本当!?

キーワード「長時間労働」は日本人の特徴!?

カリフォルニア大学バークレー校教授のモートン・ハンセンの調査では、「アメリカ人は高所得者のプロフェショナルやマネージャーに限定すると、日本と同等かそれ以上のハードワークが常態」としています。

プロフェッショナル1000人を対象とした調査で、アメリカ人は94%が週に50時間以上働き、週に65時間以上の働いていると回答した人が50パーセントもいたことが分かりました。高所得者についての調査では、35パーセントが週60時間以上、10パーセントが週80時間以上となっています。

労働政策研究・研修機構(JILPT)による「データブック国際労働比較2018」では、一人当たりの平均年間実労働時間は、

<一人当たりの平均年間実労働時間>

・日本 1713時間
・アメリカ 1783時間
・カナダ 1703時間
・イギリス 1676時間
・ドイツ 1363時間
・フランス 1472時間
・イタリア 1730時間
・オランダ 1430時間
・デンマーク 1410時間
・スウェーデン 1621時間
・フィンランド 1653時
・ノルウェー 1424時間
・韓国 2069時間
・オーストラリア 1699時間
・ニュージーランド 1752時間

となっています。長時間労働は韓国のほうが顕著のように感じます。

キーワード「企業内オペレーション」

企業外でスキルの陳腐化がしやすい!?

社会全体を捉えたり、様々な職種を同時進行したりする「ゼネラリスト的感性」を育む機会がないため、企業内オペレーションスキルが、他の業界や他の企業システムでどのように活かせるのか、自分自身で把握し、プレゼンテーションできない、という点もあるかもしれません。

キーワード「自己犠牲的」

自分を押し殺して、過労する!?

日本から生まれた世界共通語「過労死」という言葉から分かるように、働くことで自分を最悪の犠牲に投下する、そういった特徴が日本人にはあるように思えます。

日本人の内向的な性格も影響しているでしょう。年功序列制や終身雇用の一般化して、「一度辞めたら、おしまい」という切迫感や閉塞感も自己犠牲的な働き方を作っている要因の一つと考えられます。

自己犠牲的とは「自分を押し殺してその場でやり過ごすしかない」という状況とも言えます。自分自身で主体的に社会生活を生かしていく「起業」を、全体的に危険なキャリアと捉える風潮も、「自己犠牲するしかない」と考えさせてしまうことに繋がっていると言えます。

キーワード「建前」

表向きを繕うことで組織が複雑化する!?

建前とは、表向きの姿勢です。表向きの姿勢が本音と逸れているときに「建前」という使われ方が登場します。

日本は建前社会と言われていますが、これは働く現場でも同様です。

特に新卒一括採用からの年功序列の時代には、新人は地位的に明らかに下であることがはっきりしています。

終身雇用が当たり前であれば、転職からやってきた社員は外様として歓迎されない部分もあり、内部で外様社員をマイノリティ化することも可能です。

すべてのビジネスパーソンがフラットに意見を交わし合うような開かれた働き方、もしくは、部下が上司にどんどん指摘をするような環境を日本的働き方とイメージしている人は少ないように思えます。

建前のコントロールはもはや日本人の働き方では必須と言えます。

キーワード「単線的」「副業禁止」

パラレルキャリアをしづらい!?

副業や複業などと言われていますが、企業によっては「副業も、複業もまったく自由になる気配がない!」と感じることもあるでしょう。

これは日本人の島国閉鎖的な国民性が関係しているように思えます。そもそも、雇用に関しては、新卒一括採用や終身雇用、年功序列のように「閉じられた歴史」が大きいのもあるでしょう。

さらに言えば、日本人は一人のプロフェッショナルを一つのカテゴライズにはめたがる傾向が強いかもしれません。

「キャリアを股に掛ける」ということが腑に落ちていないため、他のピジネスパーソンがキャリアを掛け算することを想像できないし、自分がキャリアを掛け算することを想像できない。

副業や複業で本業がおろそかになるという考えもあるかもしれません。むしろ、副業や複業で経済的かつ精神的な余裕を作ることができれば、本業にも張り合いが出るとも言えます。

個人事業主や中小企業への補助金は非常に豊富ですが、サラリーマンの副業や複業への補助金は2019年時点でははありません。

キーワード「和を重んじる」ことができる働き方

完全成果主義じゃない良さも日本の働き方

終身雇用の下で企業が社員を育成する制度で評価してきた日本では、成果主義が根付きにくい側面がありました。

しかし、完全に成果だけで判断しないところに、日本人の全体的な和を重んじる雰囲気や助け合いの空気感というのが働きやすさに繋がっている部分もあるかもしれません。

価値観も多様化し、時代の流れも速く、求められるスキルも大きく変わるため、学ぶことを止めて単に年だけを重ねてしまうと、年下の社員から「老害」という存在感を与えることもあるでしょう。

これからは、すべての世代が学ぶことを止めずに、和を保ちながらも、若い才能や若い世代の結果を大きく評価することが大事になっていくでしょう。

最後に:自由度が増す働き方に対応していくことが求められる

働き方が多様化すれば、チャンスはどんどん増えていく

働き方改革が行われ、日本は従来の働き方から変革していこうとしています。

日本国内で多様な働き方が認められるようになれば、「主体的にキャリアを積み上げていく人」ほど時代に対応しやすくなります。

自由が託されるとき、その自由を生かすのは、個人の主体性に依存する部分も大きいと言えます。

日々、ビジネスパーソンとして自己成長していけば、より自分らしい働き方を手に入れることができます。成長が止まっていると感じるとき、もはやそれは「安定」ではなく「リスク」と言えるかもしれません。

これからは、自分が一番自分を信用できるようなキャリアを積み立てていくことが、自分らしい働き方を手に入れる秘訣だと言えます。

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